ダウン症の子育て

脳にマカトン(手話)が絶対的に有利な理由

 

ダウン症の子に言うこと聞かせるのは大変ですよね。言葉を覚えさせるのに時間がかかるし、集中力が続かなかったりして、言ったことと別のことを初めてしまいます。

言ったことをすぐにしてくれないので、ストレスが溜まったり、子育てが楽しくなくなります。すると、自分のモチベーションが下がったりして、

なんとなく毎日が面白くなくなる。

なので、子供と上手にコミュニケーションをとることは大切です。言葉がおぼつかないとよく考えがちなのが、STなどの療育や手話がありますが、継続するのは結構難しいと思っていないでしょうか?

なので、マカトンを上手に利用することです。

子育てが楽しくなり会話がはずんで、もっと笑顔が増えますよ。

今回は、ダウン症の子育てでマカトンが有利な理由についてお話します。

 

マカトンとは?

ダウン症の人でも手話を使ってコミュニケーションをとることが多いようです。日本の手話は誰でも聞いたことがあると思いますが、もうすこし簡易的なものがマカトンと言ってもいいかもしれません。

マカトンとは、1970年代にイギリスで作られました。手話が耳が聞こえない人向けの視覚的な言語だとすれば、マカトンはまさに言葉を話すことを目的とした言語的指導法なのですね。

数百の手の型や、絵(サイン)で相手に伝えます。

世界40カ国以上で使われているそうで、日本の手話とは別の形で発展していますね。

また、マカトンは、手だけではなく、声やサイン、画像を見せたりします。つまりイメージを言葉を結びつけようとしているのですね。

これはダウン症の子には有利だと思います。短期記憶が極端に弱いため、なかなかものや仕草、とくに瞬間的な動きを表す動詞はなかなか覚えてくれません。

なので、まずはイメージがあって、それに言葉を合わせるのは、子供にとっても理解しやすいです。

よく赤ちゃんの頃はベビーサインが良いよと言われますが、まだ小さすぎて言葉が全く出ない時期に使われますが、その時期を過ぎて子供、大人になっていくにつれてマカトンは良いツールになるでしょう。

マカトンは手話ほど難しくなく、覚えやすいです。また、講習会なども開催されていますよ。

教材は日本マカトン協会は販売していて、数万とそこそこします。あまりインターネット上やAmazonでは売られていないですね。

協会は練馬区にあるみたいなのでもし興味があったら参加してみてください。

学ぶ方法や教材は以下のサイトから

https://makaton.jp/learn

 

マカトンがダウン症の脳に良い影響をあたえる

人の脳は、今日あったことを記憶する時に、情報を分けて保管されるといいます。それは、嗅覚、視覚、味覚、聴覚、触覚などの五感情報をバラバラにして記憶します。

そうすると、記憶を思い出す時はバラバラに置いてある記憶をくっつけて作り直す作業をしているのですね。

勘違いなんてよく自分でもありますが、

記憶を呼び出す時に関係ない五感までくっつけてしまうことがよくあることなのです。なのでその記憶は本当に正しい思い出なのかどうか、、、

話がそれましたが、それだけ記憶にとって五感情報は大切なのですね。

マカトンは、声(聴覚)や絵(視覚)、手のポーズ(視覚)、一緒にジェスチャー(触覚)など互換をフルに活用して覚える手話みたいなものなのです。

ダウン症の子は、短期記憶が他の障害に比べて、低く、成長も遅いです。そういった弱い点があるからこそマカトンを使ってみるメリットになりそうですね。

 

ダウン症の子との理想の会話手段は自分で見つける

マカトンについて紹介してきましたが、子供とコミュニケーションを取るもっと良い手段があります。

それは、

  1. ずーっと継続出来るよう楽しい仕組みをつくること
  2. 自分でマカトンを作ること
  3. 理想の未来を強くイメージすること

です。楽しい、面白いことでないと人は継続させることは不可能です。ただの継続ではなく、結果のでる継続です。

ダウン症の子のために会話の訓練を続けても結果がでないと、当たり前ですがもう嫌になりますよね。

私はコーチとして、豊かな人生を作るための仕組みづくりをサポートしていますが、これも同じで本当にやりたいことやワクワクと楽しいことでないと、

どうしてもあなたの劣等感や、罪悪感、思い込みにぶつかると、行動や思考が止まってしまい、まったく先に進めなくなってしまうのですね。

ダウン症の子育ては、健常者に比べてより深い付き合いになるので、自分の気持ちをきちんとコントロールしないと、どうしてもネガティブな方に引っ張られてしまいます。

なので、自分でもマカトンを作ってみたり、それを楽しめる仕組みを作りましょう。たとえば、ブログやSNSMYマカトンを多くの人に伝えても面白いかもしれませんね。

そして、子供と意思疎通が取れれば子育て中盤に、豊かで精神的にも落ち着いた生活が遅れていて、お金もある。そんな未来もあれば、子供も親もバリバリ働いて楽しくくらいしている。

あなたなりのオリジナルの理想の未来のイメージを持っておいてください。

その未来が現実になる!と確信して、理想の未来から逆算して、上手にマカトンを使っていきましょうね。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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