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育児放棄したいと思っても現実は変わらない

 

子供のことを考えずに、一人で自由にのんびりと楽〜に暮らせたら気持ちいいだろうな、と思うことはありませんか?

障害がある子を持つ親の多くは、一度は育児放棄したいと思ったことがあるでしょう。

そして、そう考えることは正しいことです。

もし、今の状態で、不安や不満を持って暮らしていても楽しくないし、子供の発達の成功を祈ることばかりを考えてしまう。

そうすると、35年後たったら、自分は何も成長してなくて、ただ年をとっただけ。

そうならないために、今から思考を変えて子供中心でなく、自分中心に生きた方が「人生得をする」ということに気づくことが大切です。

そうすれば、すべては自分の問題だと分かるし、自分の人生を充実させることが出来るようになります。するとそれが、生きやすさや、生きがいに繋がって面白い人生に変わっていくのですね。

育児放棄するメリットは自分の縛りを放棄することなのです。

今回は、育児放棄して自由な人生を手に入れるための方法をお伝えします。

 

自分は不運だ、ツキがない。と思うかもしれません。ダウン症の子の場合、障害者をどう育てていけばよいのか悩むでしょう。もちろんゆっくりですが成長もしているし、変化が感じられます。それでも健常者の友達と比較してしまいますよね。

障害を直そう、普通に近づけようとすればするほど、現実とのギャップは大きくなります。

しかし、これは解決出来ない悩みです。まずそこに気づかないといけません。一般的な障害は健常をベースに考えられていますが、ダウン症は先天的な遺伝子が問題なので、遺伝子的にはこれで普通なのです。

つまり、ダウン症特有の特徴をもった子だと認識する必要があります。

ダウン(症)と病気みたいに名前がついていて、症候群というわれるカテゴリーでくくられているから、そう感じてしまいます。

ダウン症の子は、知力発達の遅れによる言葉の不自由さや、身体の特徴、合併症があるなど言われますが、それも特徴だと気づくことです。この子はそれで当たり前なのですね。

この特徴と向き合って暮らしていくのは、健常者の親が子供と悩みながら暮らしていくのと同じです。兄弟がいれば、その感覚はわかるでしょう。

では、どうしてそれが当たり前だと、ダウン症はダウン症で当たり前だと気づけなかったり、理解しがたいのでしょうか?

それは、周りの人からの影響が原因です。

よくコーチングでは、親や家族、友人など近い関係ほどドリームキラーであると伝えます。ドリームキラーとは、あなたが何か新しいことにチャレンジしたりすると邪魔をしてくる存在のことです。

やりたいことがあってお金を投資したり、行動しようとすると、「大丈夫」「やめといたほうがいいよ」とアドバイスをくれます。それは、悪気があるわけではなく、あなたのことが心配だからそういうのです。現状を変えて、失敗したり、損したり、けがをしたりすると困るからですね。

でもこういった心配は、あなたを色々なことから遠ざけてしまいます。それが、新しい気づきだったり経験だったりです。

ダウン症がダウン症でいいんだと気づくためには、自分の安全地帯から抜け出す必要があります。安全な場所はみんなが同情してくれる場所です。そこにいたら楽でしょう。でも自分を成長させたり、常識の範囲でしか思考出来なくなります。

なので、どうすればいいのかというと、

周りにいる人を変えるということです。なにも全員から離れる必要はありません。それよりも新しい人に会いにいってください。自分や周りの人たちと違う価値観をもった人と話してみたり、相談したり、意見をぶつけてみることです。

そうすれば、これまでの人生とは違う世界がみえるはずです。

 

気づかないとどうなるのか

では、大切なドリームキラーの方々に囲まれて生活を続けるとどうなるのでしょうか。

普通の人、OL、サラリーマンなどであれば、それなりに楽しくワイワイ暮らしていくのもよいかもしません。しかし、ダウン症や障害者の子を持つ親は、それではマズイです。

なぜなら、障害は子供に原因があるからです。

あたなや私は、子供を治すことは不可能です。すると、未来の不安は消えません。子供に原因があるのに自分が治そうとしてしまうからです。

ダウン症はそのままでよくて、その枠のなかで精一杯成長すればいい。なのに、子供と自分の課題を分けることなく、子供と融合してしまっているからです。自分の人生には、自分自身の課題があります。それを良くしたり、いいことを増やしていくことが人生を楽にして、お金も増えて、楽しくできるからなのですね。

そのことに気づかないでいると、他人にどんどん時間を吸い取られていってしまい、気づかないうちに不幸になります。

実は、人は気づかないうちに目一杯、時間をつかう癖があります。たとえば、夏休みの宿題はギリギリに終わらせたり、ギリギリまで寝てしまう癖がなかったですか?

誰かに与えられた時間があると、その時間をすべて使ってしまおうと考えてるのですね。すると他人からたくさん時間を切り取られます。大部分は仕事だし、友人からの土日の誘いなど、スケジュールが一週間ギッシリ埋まっていませんか?

すると、自分時間が無くなっていきます。空いた時間に自分の好きなことや、趣味、将来の夢のための行動をたくさんしたほうが幸せになるのに、その時間は少ない親が多いです。子育てもそうで、仕事が終わったら、家事育児で終わりでは幸福度が下がります。また、幸福の源泉であるお金も増えていきません。

なので、自分時間をつくるために育児放棄をしてください。

もちろん、すべて放棄するわけではなく、時間を短くして自分が楽しくひとりで自由にできる時間を増やすにはどうしたらいいのか?という思考になってください。

 

新しい自分に気づいて豊かにいきる方法

ダウン症の子といると、気づくことがたくさんあります。それは障害者の歴史だし、国がかわれば障害者の扱いはどうだったのか?ダウン症と他の障害者の思考の違いは何なのか?

といった深い問題や、自分の生きがいまで深く考えるようになりました。もし子供がいなければそう深くは考えず死んだのかもしれません。

私も新しい気づきを得るために、ビジネス系やスピリチュアル系の人など色々に会ってきました。そういった環境の中で自分の考え方を変える事が出来たし、認知の歪みとも言われますが、極端な偏った思考があったこともわかりました。

ダウン症の親は、まだ子供が生まれる前からイメージしていた理想の未来を超えることが出来ると思います。そして、私は、不安を無くして新しい人生の生きがいを作る仕組み化を伝えたいと思っています。

新しい環境は、何も住んでいる場所や周りの人だけでなく、あなたの頭の中の思考を変えることで十分魔法のような力を発揮できるのですから、すこし育児放棄してみて、理想の未来を作り直してくださいね!

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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