脳科学

共感覚をつかってダウン症親が子供に敏感になった!

 

ダウン症の子がいても将来を思って、楽しいことを想像することはできますが、人生が凄く豊かで充実したものになると確信出来るにはイメージ力を高めることが大切なんですね。

コーチングでは、理想の未来を作ることが大事なことなんですが、そのイメージ力をつけるには共感覚を知っておくとよいのですね。

今回は、ゴールイメージ力を上げるお手軽な音遊びについてお伝えします。

イメージ力といっても難しいものではなく、「共感覚」という感覚を使ったゲームのようなものです。この練習をすることで、ゴールをよりリアルに描くことができるようになりますよ!

何よりもあなたと子供の可能性を邪魔するものは、これまで生きてきて憶えた常識で、新しい想像を超えるような未来をつくったりしても信じきれないことが原因です。

また、自分にはそんな事できないという思い込みとかがあるからなんですね。

なので、理想のゴールをリアルに描くには、脳がゴールの世界を現実世界だと思うようにするためです。脳は臨場感が高いものを現実だと認識します。たとえば、映画館で凄く楽しみにしていた映画を見ているときには、お尻や腰の感覚を忘れてストーリーに没頭していますよね。このとき、まるで自分が映画の登場人物になったような気がして、自分がいる映画館の臨場感が低くなっています。

脳がゴールを現実だと認識するようになれば、ゴールの世界にあわせて、現状を変えようとする力が生まれます。テストで100点がコンフォートゾーンになっている人が、50点をとったら「ヤバ!」と思って急いで勉強をするようなものなのです。

逆にゴールの臨場感が低いと、いまいちやる気が出なかったり理想のゴールのことなんか忘れていつもどおりの世界しか見えなくなってしまいます。そうならないためにもゴールの世界の臨場感を高めていくことがとても大切。

そして、イメージ力を飛躍的に高めるのが、共感覚の練習です。共感覚というのは、ある感覚を別の感覚で置き換えて認識する脳の働きです。

たとえば、「フワフワした音」とか「トゲトゲい味」のように色を音として認識したり、味を触覚で認識したりするということです。自分の絵を「白のシンフォニー」と名づけた画家もいて、これも共感覚的。

共感覚なんて、超能力みたい。スピリチュアル的で嘘くさいと思うかもしれませんが、実は共感覚は特別な能力ではなく、誰もが持っているものです。

もちろん、はっきりと音が光として見える人もいれば、あんまり見えない人もいます。また、普段全然共感覚がわからないという人でも状況によっては、かなり共感覚が強くなったりもするのです。

だれでも使っているものなので、訓練で強めていくことも可能。共感覚を高めるほど、ゴールの世界を描く際によりリアルにイメージすることができるようになります。

なぜなら、だいたいイメージした漠然としたことなんて次の日には忘れていますよね。でも共感覚が高くなれば、未来のことを音に置き換えてきちんと忘れることなく印象に残せるようになったり、現実と区別したりして脳がちゃんと、「こんな未来が来てほしいんだな」「この人はあっちの道にいきたいんだな」と認識して、そのような情報をとりいれようとするのですね。

 

では、具体的なトレーニングをしてみましょう。

今回は共感覚トレーニングとして「視覚を音に変える音遊び」をやってみます。楽譜に音符を書いたりするわけではありません。楽譜も楽器もなしで、簡単にできる方法です。

第1ステップ

まわりにあるものを次々に「音」に変えてみよう!

まず周りを見渡してみてください。そして見えたものを音に変えてみましょう。とりあえず2つ作ってみてください。

  1. 子供のおむつは「ジョー」
  2. 手に持っている携帯は「ピロピロ」

など、音にしていきます。音はどんな音でもかまいません。これはこんな音かな、あれはこんな音だな、と自分でどんどん楽しく決めていってください。また、言葉で表現できないような音でもかまわないんです。

2つ音を決めたら次にいきますね。

第2ステップ

同時に2つの音を鳴らしてみよう!

1のステップができたら、今度は同時に2つ以上のものを見て、その音を頭の中で鳴らしてみましょう。先程決めたもののうち、まず1つの音を鳴らし続けてみてください。

その状態をキープしながら、2つ目の音を重ねてみます。

できましたか?ちょっと難しいかもしれませんが、練習すれば必ずできますので、トレーニングしてみてください。

もし見たものを音に変えるのが苦手であれば、他の感覚でもいいです。音の場合と同じように、2つから3つ、4つと数をふやして共感覚で捉えるようにしてみます。

このトレーニングをすることでIQも向上していきます。一石二鳥。

共感覚の練習はダウン症の子供との理想のゴール達成の強力な武器になります。

楽しみながら「音遊び」をしてみてください。それが確信できる未来を作ることに必ず繋がっていきますよ!

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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