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なぜカウンセリングってダウン症の親に効果的じゃないの?

 

何かに困った時は、自分以外にも助けが欲しいと思うことはありませんか?それは家族だったり、親だったり、またはカウンセラーや占い師だったりするかもしれませんね。

ダウン症の子の将来で悩んでいて、誰かに相談する場合、カウンセラーやヒーラー、占い師に相談するのは、逆効果になるのです。

なぜなら、カウンセラーや占いは過去を扱って自分の現状を縛ってしまうものだから。その時は救われたなあ、という気持ちになるかもしれませんが、一時的な効果で終わってしまうことが多いのですね。すると、全然不安や悩みが解決しないまま、1年も2年も過ぎてしまうことが起きてしまいます。そんなのはいやですよね、できるだけ早くスッキリしたい。

なので、過去を扱う占いやカウンセリングではなく、未来を扱う支援をダウン症の親は受ける必要があります。

今回は、なぜダウン症の親にカウンセリングは効果的でないのか、その理由をお話します。

 

過去から未来は変えられない

カウンセラーとは過去を扱うものだといいました。

う~ん、良くわからない。と思うかもしれませんね。では、思い出してみてください。カウンセリングでなくても、誰かに相談したりアドバイスを貰った時、

「その時どうだった?」

「どうすればよかった?」

といった会話になるでしょう。前にこんな事があって、その時どう思ったから、どう感じたから、どんな状況だったからと、過去に焦点を当てたものになると思います。

だから将来はこうしたほうがいいと、過去の反省をこめてアドバイスしているわけですね。するとどうなるかというと、

あなたの知っている範囲、出来る範囲で解決しようとします。アドバイスがあったとしても、あなたの出来る範囲で取り組みます。

小さな問題であればそれでもOKですね。カウンセリングの効果があった!と思うし、実際そうなのです。

しかし、まだ世間でも解決したことが少ないような、ハードルが高い問題は解決できません。そう、ダウン症の子供の将来のようなことです。

なぜなら、過去からのアプローチで解決方法を教えてもらうような方法では、自分の範囲で解決できるレベルを超えてしまっているからなんです。

たとえば、占い師に聞けば、2年後に「子供に大きな転機が訪れる。幸せなものが見える」と言われて、そう信じて待つ人もいるかもしれませんが、占いも過去からの統計パターンの予測なので、ダウン症家族に当てはまるものではないことは明らかです。

本人の将来を占ったとしても、その人の過去から推測して、将来を想定しているので現状からみて、自分で実現できる範囲の未来しか占ってもらえません。

つまり、過去からのアプローチでは、自分の常識や能力の延長線上のことしか起こらないということです。

英検2級の人が1級になったり、住む場所が四国から東京になったりするようなものです。一方、ダウン症の子と会社を立ち上げたり、海外に住むようにはならないわけです。

理由は常識の中にいるからです。

では、折角、一度切りの人生なのですがから、どうしたらより大きな理想や夢を叶えたり、子供と楽しく暮らせるような未来を実現できるのでしょうか。

それには、未来から考えることが大切なんですね。

 

カウンセリングと対極のもの。未来から過去を変える方法

カウンセリングと対極のものがあります、それはコーチングです。コーチングっていうとあまり日本で聞き慣れないかもしれませんね。

日本語ていうと、「目標達成の案内」みたいな感じですね。コーチって馬車のことなのであなたが行きたい場所まで運んで行く役割のことなんですね。

それでなぜコーチングが対極にあるかというと、過去ではなく未来を扱うからです。

コーチングでは自分が叶えたい理想の未来を設定します。それをゴールとして、そこにいくためにどうすれば良いのか、気付きを与えたり、一緒に考えたり、本人が目的地まで行くのに邪魔するブレーキをとってあげたりします。

過去を反省して直してどうにかするのではなく、未来からのアプローチなんです。

つまり、過去は一切関係ありません。ダウン症の子がうまれたという事実も関係なくて現状があって、どんな未来を望んでいるのかがすべてです。

もちろん過去も大切なあなたの一部です。過去の良い所も利用するかもしれません。それでも未来志向で、未来を決めることによって今どうするかを決めていくのです。その時に過去がどうだからではなく、今からどうするかを大事にします。

未来が変わると、ついでに過去も変わります。

ダウン症のことで悩んでしても、未来ではこの子がいたからと思うかもしれません。もうすでにそう思えている人は、未来ではこの子なしでは私の人生こんなに豊かになっていなかったと感じるかもしれませんね。

過去ではなく未来を見たほうが素敵です。過去は過去からでは変えれないのですよ。

 

ワクワクする未来を作る

もちろんカウンセリングや占いで、未来を一緒に考えてくれたり、一緒になって活動してくれたりすればよいですが、そういうことは稀です。

大きな理想やゴールでなければ十分効果もあると思うのです。

でもダウン症のことで悩んでいて、豊かになりたい、ビジネスしたいとか思っている人は、人生を他人任せにすることなんて出来ないと思います。

そうであれば、すでに先に目標にたどり着いているメンターをみつけたり、コーチングを利用するのはひとつの良い手段なのです。

あなたは自分で決める力があるし、ダウン症の親御さんは本当に気持ちのいい方が多いです。なので自分の思考で考えてみましょう。そのためにヒントなどをこのブログで紹介しています。他の記事も読んでみて未来をイメージしてみてください。

私は多くの親にコーチングを知ってほしいと思っています。ダウン症アドバンテージと呼ばれるくらい受容ができたり前向きに生活している人も沢山います。

なので、自分本位で全然良いので、ワクワクするくらいの未来を作ってみましょう。たくさんのお金が入ってきたり、子供が自立できたり。

自分の常識を超えるような、本当に欲しかった未来を少し時間をとって考えてみてください。お風呂に浸かりながらがオススメですよ!

他の記事ではコーチングについても詳しい記事もありますので、興味があれば読んでみてくださいね。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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