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【ワークあり】ダウン症を自分の両親が否定的!親からの影響を全否定する方法

 

ダウン症の親が子どもの障がいを受け入れて前を向いていこう!と思っている時期に、親の両親が否定的になってしまい、親のサポートを受けられず、子育てが孤立してしまうケースがあります。

ダウン症の親は、自らの親という最も身近で強力なサポートを失う場合もあり、家族の崩壊とも言われています。

とくに育児はそもそも父親と母親だけでするものではなく、おじいちゃんやおばあちゃんも含め一家が強力し合って子供の面倒をみるのが正しい姿です。核家族化が進み、二人だけで子育てするというのは凄く大変で難しいことです。

その原因の一つが私たちの常識や習慣に、一番大きな影響を及ぼしているものです。それはなんだと思いますか?

答えは、「親からの影響」です。

親からのサポートを失った場合、自分も子育てが辛いと感じることが多いかもしれません。それは自分も親と同様の価値観を少なからずもっているからです。

 

親からの影響とは

これまでの常識を変えて、新しいゴールの世界の自分になるためには、親からの影響を一度キャンセルする必要があります。

言い換えると、親からの影響を全否定するということです。現在良いと思っている習慣や考え方も含めて全てを否定するのです。一旦親の影響から離れて、自分のなりの気持ちを整理しましょう。そして、逆に親によい影響を与えられるように出来ればよいと思いませんか?

時間はかかるかも知れませんが、家族みんながダウン症の子を受け入れられれば子供にとっても幸せなことです。

今回は、親からの影響を全否定し、自分の本当の望みを見つけるワークをお伝えします。

まず良い悪い考えず親の教えを否定しましょう。

「え!良い習慣や考え方も全部否定するんですか?」

はい!なぜなら、親に教え込まれたことや、親から影響を受けたことは、「自分の考え、価値観」ではないからです。それは親の価値観ですよね。今良いものだと思っていたとしても、本当に自分がそれを望んでいるのかは分かりません。

たとえば、「大企業に入って貯金をしなさい」「無駄遣いしたらだめ」と教え込まれた人が、親の意思どおりの人生を歩み、大企業で良い地位について貯金を数千万したとしましょう。

その人は、「親の言うことを聞いてよかった、ラッキーだ」と思うかもしれませんよね。

でも、その人は実は有名なイラストデザイナーになって世界中を渡り歩くことができたかもしれません。お花屋を開いて、自分の好きなお花に囲まれてたのしい生活だったかもしれません。それは、「大企業で出世する価値観」をいったん離れないとわかりません。

子供のことでも、「障害者は悪い」「障害者はお荷物」なんて刷り込みがあると、親の意見も一理あるなと思ってしまう可能性が高いです。

このように、親の影響をいったん全否定しなければ、「自分が本当に望むもの」はわからないのですね。

 

親からの影響をキャンセルするワーク

そこで、この親の影響をキャンセルするワークをやってみましょう。

まず紙を用意してください。

  1. そしてその紙に親の名前を書いてください。
  2. では次にそれを破ってください。破ってゴミ箱に捨てましょう。

これが1つ目のワークです。

このときに、かなり違和感を感じたかもしれません。僕に対して「ひどいやつだ」と思った人もいるでしょう。でも僕は決して親を粗末に扱いなさいとは言っていないです。ただ、紙を破りましょうといっているだけですよね。

それに対して、強い心理的な抵抗があるのは、あなたのマインドの中で親が高い重要性を持っていることの現われです。重要なものほど、否定したときに常識のズレが大きくなります。これが罪悪感というやつです。

つまり、このワークをやることで、新しいマインドが手に入るのです。

では次のワークをやってみましょう。

次は、自分の習慣や価値観を全否定する、というワークです。なぜ全否定するかというと、ほとんどの習慣や価値観が親から刷り込まれたものである可能性が高いからです。

ほとんどの人が生まれたときから高校生くらいまでは、親と同居していると思います。そのため、無意識に親から多大な影響を受けているのですね。たとえば、「これをやっちゃだめ」とか「勉強がんばっていい子だね」とかの言語で影響や、環境、食べ物の好み、落ち着く匂いなど、非言語での影響もたくだんあります。

子供は親がいないとしばらくは生きていけないのだから、当然といえば当然なんです。親の影響を受けていない人はいないでしょう。ダウン症の子だってもちろん影響を受けて性格や好みがつくられるし、知的障害があるからといって、顔に特徴があるからといって同じような人になるわけではないのは知っているはずですよね。

なので、「これは自分で考えたことだ」「これは、自分の好みだ」と思っていたとしても、親の影響を強く受けている可能性が高いのです。だから、いったん自分の現状を全部否定しなければ、親の影響をキャンセル扱いできません。

ではやり方を説明します。

「今の自分とはかけ離れたことをやってみましょう!」

たとえば、野菜をたくさん食べて健康に気を使っている人は、カップラーメンとポテトチップスをバリバリ食べてみます。逆に、普段ジャンクフードばかり食べる人は、高級な有機無農薬栽培の野菜を使った食事に一週間だけ変えてみるのですね。

早寝早起きが習慣の人は、徹夜で映画を見てお昼ごろに起きるという生活をしてみましょう。逆に、いつも徹夜してお昼に起きる人は、夜10時に寝て朝6時に起き、外をぶらぶら散歩でもしてみましょう。

つまり、染み付いた価値観や考え方も全然違うものに変えてみます。たとえば、「男が仕事をして、女が家事をやるのがよい」と思っている人は、「女が仕事をして、男が家事をやるのがよい」という立場から自分の考えを全否定しましょう。

このようにして、一つ一つ親の影響をキャンセルしてみてください。これは実際に行動しなければ効果がありません。自分の体感としての気づきが必要だからです。

家事でも育児でも、少しプライドを捨ててやってみると相手の気持ちがわかったり、気付きがあるものです。

つまり、常識を否定して、否定した行動をとってみるのですね。一つだけでも良いので、先程破った紙とは別の紙に書き出して、実際にやってみましょう。

 

親の影響を振り切って、自分の心のブレーキを外そう

すぐに親や自分を全否定したり、考え方を変えたりできないかもしれませんが、継続的にやってみてください。全否定できれば、スコトーマが外れてすがすがしい感覚を得られます。

自分でも気づかないようなエネルギーが湧いてくるものがでてくるはずです。それを入り口にして本当の自分の強みややりたいことが分かるチャンスです。

今日のワークは結構きついかもしれませんが、その分やれば大きな効果を得ることができますよ!

きついと思うその理由は、自分の罪悪感や劣等感でブレーキがかかっているからです。そのブレーキを外さないと現状の親の価値観のなかに逆戻りです。なので、ことブレーキを外すために「今の自分とはかけ離れたこと」をやってみるのですね。

ダウン症の子がいて、前を向いて楽しくワクワクいこうと強く思っているなら、一度このワークをお試しください。違う自分を発見することで、親の影響を外すことができます。

そうすれば、自分の価値観を、今度は親に影響を与えられるようになるのですね。ダウン症の子の良いところや、良い未来を親に教えてあげれるようにしましょう!

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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