ダウン症の子育て

ダウン症の子が競争しないなら親も競争からはずれましょう

 

経済行動学や心理学などでは、女性は競争が嫌いで、男性は競争好きなどといわれています。女性が競争的環境を選ばないとか、報酬は関係ない、交渉は行わないなど言われているんですがどうなんだろうと思います。

女性は自分自身の中で凄く交渉しています。子供のために自分の「枠」を作って自分自身でちゃんとしなきゃとか、強くなくちゃいけないと思って競争している人もいるんですね。

そういった人は「枠」を一度はずすことですごーく生活が豊かになります。

今回は、ダウン症の子が競争しないなら親も競争せずに自分がつくった「枠」を外していきましょうというお話です。

 

心の「枠」の仕組み

自分を競争に追い込む仕組みは、これまで生きてきた中で作り上げた思考なんですね。これはざっくりいうと労働者思考の考え方です。

この考え方があると、自分の思考の型に当てはめてものごとを考えてしまうでしょう。そうすると型から外れると感情がでてきます。子供に怒ったり、自分にイライラしたりするのもそのせいです。

よくなんかテレビで往年の経営者が出てきたりして、堂々して恵比寿さんみたいに人がいいひといますよね。ああいう人は、決められた型というものがなくて、その都度状況に合わせて作っているのですね。

これまでの常識でダウン症の子を育てるのではなく、常識を捨ててニュートラルにし、その都度起こる出来事を解決する思考になれたらしめたものです。感情に反応するのではなく、どうすうれば上手くいくのか考える癖があってこそです。

そして、その時にお金が少なければ、なんとかして儲ければよいと考えてもよいし、その儲けたお金で自由な時間を作っても良いのです。これが豊かになる思考です。

ダウン症の子は、競争して暮らしていくのはなかなか難しいかもしれません。みんなに支えられながら生きていくことは決して悪いことではないですよね。現に、自分も誰かに支えられながら生きています。そうだとすれば、親も競争から離れることです。子供と一緒に競争思考=労働者思考から離れることが大切なんだと思いますね。

 

「枠」を外す方法

競争思考の枠を外せば、自由な時間やお金を作れるという思考になれます。それこそが子育ての、ダウン症の親における成功思考だと思います。

それではどうしたらその枠を外せるんだろう?

その一つは劣等感コンプレックスに気づくことです。劣等感は、自分が劣っていると考えます。ダウン症の子をがいて、障害者がいるのは自分のせいだと思ったりして自分を周りより劣っていると感じることです。ダウン症の原因となる遺伝子の違いは誰にでも起きている確率論にもかかわらず、自分が悪いと思ってしまうのですね。

また、人生に確信が持てないことでも劣等感を感じてしまいます。確信がないとは、ダウン症の子がいることで未来の生活に自信がない状態ですね。未来のことは誰にもわからないので不安はあると思うのですが、自分で解決出来るという自信がないと、不安ばかりが大きくなっていってしまうでしょう。

自分が劣っているとか、確信が持てないというのが劣等感です。そしてダウン症についての感覚というのは、劣等感でいう「2次的感覚」です。一次的なものは子供のときにできた感覚です。2次的なものは大人になってからのもので、こちらに当てはまるのですね。

ダウン症アドバンテージという言葉があって、他の障害者をもつ親よりも立ち直りが早い、子育ての幸福度が高いと言われているんです。2007年の調査では、「ダウン症の子どものいる夫婦の離婚率は、それ以外の障害のある子どものいる夫婦、障害のない子どものいる夫婦よりも低かった。」とも出ています。

みんなが同じ条件ではないので、そうとは言い切ることは不可能ですが、それでも多くの人が競争から離れ、劣等感を弱めた結果だと思えないでしょうか。

その劣等感を弱めるためには、

過去ではなく、未来を考えることが大切になってきます。

脳科学的にみても過去は正しくなく、色んな情報がごちゃまぜになって記憶されているものです。なので悪く考えようと思えばいくらでも悪くなります。

一方、未来を良い方向に変えることで、過去を変える事が出来ます。将来子供と自由な時間をもって楽しく暮らしていたら、最悪だと思っていた過去も「それはそれでよかった。この子がいるから」と思う人も多いはずです。

なので、劣等感にまず気づいて、それを感じたら、未来から変えていきましょうね。

 

「枠」がはずれた後の世界

おわりに、、

枠が外れた世界を想像してみてください。

子供の成長のことでも、自分の仕事でも競争すればするほど思考は固まってしまいます。競争はある枠のなかでやるから優劣がついて競争になり、買った負けた、良かった悪かったといった結果がでるのですね。

なので、競争から距離をおいて自分の好きなことやワクワクすることに時間をつかいましょう。あなたが何か好きなのか、やりたいことは何かお風呂タイムで蒸気をあびながらリラックスして考えてみましょう。

やりたいこと、本で知って興味をもったことを土日に時間をとって実践してみてください!

そこから新しい人の出会いがあったりするかもしれませんよね。競争から離れることを意識すれば、劣等感を感じずに、周りの目線もそんなに気にせずに行動できるようになりますよ。それは想像したら凄くドキドキして楽しそうな感じがしませんか?

「枠」が外れた後の世界を想像してみてください。

そして、ダウン症の子と凄くたのしいキラキラした場面が見つかったら、そこを目指してみても良いのです。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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