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ゴール設定でダウン症が周りを生き生きさせる存在だと気づく

 

ダウン症の子は笑顔が素敵ですよね、いつも笑顔を振りまいています。もちろんワガママや気分屋でもあります。

それでも彼ら彼女らが周りを生き生きとさせる力があるし、それは親の力を与えてくれます。ほんの少しだけよい未来を見せてくれる瞬間があるのですね。

今回は、ゴール設定をすることでダウン症の子が貴重な存在だと気づき、どのように未来から判断すればよいのかお話します。

ダウン症のトラウマを消す

ゴール設定をして未来側から過去を見ることによって、トラウマが消えてしまうということがあります。その理由は、過去の人生の価値がマイナスからプラスに変わってしまうからです。

過去の評価は、未来によって劇的に変えることができます。

たとえば、会社で上司に精神的苦痛を受けました。毎日無理難題を言われ、自分の能力以上を要求されたり、人格否定されたりすることで、自分では解決できない問題を永遠と考え続けてしまい脳がオーバーヒートして休職してしまいます。

どうして?何が悪かったのか?という理不尽な問に対して、会社に頼って生きていてはいけないという思いが湧いてきます。

そうすると自分は何をすれば良いのか自分で考え始めます。最終的には、自主退職という形で会社をやめ起業し、成功します。

会社をやめたことで自分の役割が見え、その役割を果たすために起業し成長できたのです。そして、会社員時代には考えられなかったような刺激的な生活を送っています。

このように、出来事の評価は、未来によって決められます。今嫌なことでも、後々必要なことだったとわかったり、良い思い出に変わったということは、誰しも経験していることでしょう。

未来が望ましいものであれば、過去も望ましいものに変わってしまうのです。

これはダウン症の親に当てはまる事例です。親はダウン症の子を育てるのが大変!お金がかかる!兄弟に迷惑がかかると思っているかもしれません。それは望ましくない未来を見ているからです。

現状の常識の枠からはみ出して、望ましい未来を見るようにしましょう。

ダウン症のトラウマが気になってしまうのは、未来の姿が望ましいものではないからです。「お先真っ暗」「死にたい」「人生やり直したい」と未来を悲観的に捉えていれば、ネガティブな感情は残るでしょう。

 

ゴール設定が変化を生み出す

過去へのマイナスの評価を消してしまうには、未来を良いものに変えてしまえばいいのですね。そうすれば、マイナスの過去への評価はプラスに変化します。そして、未来を変えるために強力な武器になるのが

「ゴール設定」です。

ゴール設定さえできていれば、過去に無用にとらわれることはありません。ゴールとはやりたいこと、望ましい未来です。もう少し言うと、ワクワクする未来、自分だけが楽しめる未来です。

望ましくない未来だったり、あんまり気の進まないことであれば、それはゴールとは言わないのですね。ゴールを設定するということは、未来が良いものに変わるということ。

実際にゴールを設定して、ゴールを達成した自分をイメージしてみてください。

そして逆に楽しいゴールの世界から現在や過去の自分を眺めてみましょう。

  • 十分なお金があり、豊かな生活をして、過去を笑い話にしているあなた
  • 子供と家族の望ましい関係性を築いているあなた
  • 未来の成功にふさわしい、誰にも意見を左右されない自立した意見をもっているあなた

良い未来から見てみれば、過去のことは「そういうこともあったな」「あの時は良く耐えたな」「ラッキーだった」「ダウン症の子供が生まれてきてなかったら・・・」「自分が撮った行動は正解だった」と感じられるかもしれません。

いづれにせよ、ゴール達成したあなたからみれば、過去のマイナスの出来事は、すべてゴール達成のためにあったんだということがわかるはずです。すると、とらわれていた感情から解き放たれます。

 

ゴール設定するとダウン症の子が周りを生き生きさせると気づく

ワクワクするゴールを設定することで、現状あなたを覆っている不安の感情を取り除くことができます。すると子供の小さな変化に気づいたり、子供が周りにきちんと影響を与えていることに気づく事が出来ます。

良い未来への通過点だと分かれば、自分自身の課題を乗り越えられます。ダウン症の子育での必須のお金の面もどうすれば解決できるのかさえも考え始めることができます。

つまり、いかにお金を増やすのか、稼ぐことができるのかといった常識外の思考などです。

現時点でゴールを達成できていなくても、ゴールの世界の臨場感が高まれば高まるほど、過去は望ましいものだったと思えるようになるでしょう。イメージしてみましょう。イメージを繰り返しているうちに、ゴールの臨場感が高まり、いつの間にか過去のことを気にせず、目の前に集中できます。

未来が望ましければ、現在も過去も全て良くなる。このことを理解したら、ゴール設定をしてみてください。やりたいことがわかれば、その他のことは気にならなくなっていくでしょう。

ダウン症の子によって、ダウン症の子がいなかった世界を超えて行ける人生を手に入れる可能性があります。もし、もうすでにダウン症の子が周りを生き生きさせる存在だと気づいている人は、ゴールへ向かっている途中かもしれないので、未来をはっきりとさせてみてくださいね。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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