ダウン症の子育て

育児放棄せず子育てを一変させる

 

予想していた人生が180度変わってしまったから人生を元通りにしたい。現状に不満があって何とかしたいという人はたくさんいます。ダウン症の子をもつ親もそう思っていませんか?天使のようでも悪魔にもなるし、親の苦悩は外からはあまりみえませんが、ネットの口コミを見ていると苦しい部分も見えたりします。

現状を変えて引け目なく、劣等感なく過ごしたい生きたい、しかし、そう思ってはいても実際に人生を変えられる人ばかりではありません。

現状に不満はあると言っても、それほど強烈に悪いわけではないので、お金があれば何となく過ごしてしまう人が多いのです。こんな風にしていると、なかなか人生を変えることはできません。

人生を変えるためには、何となく過ぎて行く現状をザクリと断ち切って新しいことをしなければなりません。では一体、具体的にどうしたらいいのかお話します。

これからお伝えすることを実践すればあなたの人生は一変する可能性があります。

 

自分優先でやりたいこと徹底的に頑固に決める

初めにやらなくてはいけないことは、「やりたいことをやること」です。ほとんどの人は、自分がやりたいことではなくて、何となく社会通念的に良いとされていることをしています。

だから、真面目にボランティアや奉仕活動など人のことばかりみてしまいます。そうではなくてまずは自分を優先してみてください。自分を優先するとは自分勝手やわがままということではありません。

土日は家族で楽しむ、マイホームを買ってローンを払う、親戚や友達付き合いなどは、やりたいことというより、義務でやっている場合が多いです。あなたがこの1か月間でやっていることを思い出してみてください。その中で、望んでしていることがどれくらいあるのか考えてみましょう。こうしないといけないからとか、これが普通だから、責任だから、人のためになるからとやっていることばかりだとしたら、自分の人生を生きていないことになります。

ダウン症の子がいれば、人道的にも心情的にも奉仕の方向に気持ちが向きがち。

でもこういった親こそ、家族や自分重視で残りの未来を考えないといけないと思います。人生をコントロールして、望む生き方や幸せを手にしたいと思うなら、自分の意志でやりたいことをやるべきだと思っています。

何となくではなく、意識的になる。やりたかったけど我慢せず、挑戦したいけど無理と思わず、子供の頃に好きだったことを想像してみてください。

どんなことでもいいので、自分からやりたいことを始めるべきなのです。

 

気持ちのいい理想やドキドキする目標を持つ

人生を変えるためにはエネルギーが必要です。人間には慣れ親しんだ場所に留まりたいという性質があります。

いつもと同じ仕事、職場(最近ではテレワークで家かもしれません、、)、いつもと同じママ友、いつもと同じ土日の行動パターンなどを変えてみるのは大変なことです。あなたが仮に何か変えようと思っても、周りからの反発が必ずあります。周りの人も、同じ環境を保ちたいと思っていて、「そのままが安全でいいよ」とアドバイスをくれるようになります。

このポイントを抜け出すためには、人生でベスト3くらいの強烈な目的意識が必要。

それを作るために、夢や目標を持ちましょうというのが近道です。そして現状を抜け出すエネルギーが生まれます。もちろん、自分がやりたいことをします。例えば、ダウン症のことで歴史や障害者支援の勉強をするという目標を立てたり、子供と海外生活をしたい!的な夢を持つのもよいでしょう。

今の生活と離れていればいるほど、現状を抜け出す力になります。それはまるで輪ゴムを引っ張ってエネルギーを貯めるように見えます。

もし夢や目標が決まると、他の周りもそれに合わせて変わっていきます。思考や見える景色も変わります。何気なく見ているポイントがかわってくるのですね。まわりから「え!?そこ」「なんか考え方独特だね」と言われるかもしれません。なぜなら、変わらないとそれは達成できないからです。

もし変わらないようなら、まったく現実とはかけ離れた資格試験を受けてしまうかもしれません。逆にもしかわっていたら、もう成人しているダウン症の親に会いに行って、現実が見えるかもしれません。こういった変化が生まれます。また大きな夢を持てば、今の仕事を続けていてはダメだなとか、全く新しい人間関係が必要だ、などといったことを思い始めます。

すると、現状が急に色褪せて見えたり、新しいことに目が向くようになって、人生が変わっていくのです。

 

過去の自分を客観的に見る

今週の土日を何となく過ごしてしまわないためにも、今の自分を客観的に見ることが大切です。健康診断でB評価でまあまあ健康だなと思っている人でも、人から疲れているねとか、老けたね、白髪増えたねと言われれば、生活を改めようという気がしてきます。こんな風に、今の自分を把握することで、自分が変わるきっかけになるのです。

すでに夢や目標を持っていれば、なおさらのことです。しかし、多くの人は今の自分を客観的に見ないので、同じようなことをしてしまっています。目標を作ってもまあ何となくやってれば叶うなと思っているのです。目標に近づくだろうと予想しているわけです。しかし、現実は違っていて、目標や何かに成功するときは一瞬です。ほんとに一瞬で変わるのです。たとえば、税理士の資格でも試験合格すれば、その瞬間に仕事ができるようになります。一方、不合格だったら過去の自分と変わらないわけです。

もし本当に、今のままで何となくで叶うことなら、夢でも目標でもありません。この瞬間に変わっていなければ過去からの延長線上のままということ。

それは、自分が何も変わらないで実現できますよね。そういったことが日常的に起きているなら目標が間違っているか、自分を客観的に見れていないかのどちらかです。目標が間違っている場合は、自分が変わらなければ達成できない目標にしましょう。客観視できていない場合は、思い込みを外してもう一度やってみてください。

自分の状況を客観的に見ることで、何を変えたいのかどうしたいのかが明確になります。そうすることで、人生を変えるための強いモチベーションが出てくるのです。自分が日々何をどのくらいしているか、どんな行動パターンがあるか、収入と支出はいくらか、健康状態はどうか、などいろんなことを客観視してみましょう。すこし本やネットで調べれば心理学のNLPで「椅子のワーク」というものがあります。仮想の自分を椅子に座らせて、自分は横で第三者的に質問したり気持ちを覗いてみたりするのです。ただ、これはイメージ力が強いひとでないと上手くいかないと思います。そういった人は50%くらいの確率なので出来るか出来ないのかよくわからないと思います。こういったことができない場合は、周りの人や、専門家に頼むのもいいです。

 

現状が変わらなかったら未来はどうなるのか

自分の現状がわかったらその状態がこのままずっと続いたらどうなるのかを想像してみてください。ダウン症の子が大きくなってきて体力に不安な人なら「このままいったら、年をとるごとに体が弱っていき、子供をコントールできなくなるかも」というふうに想像してみるんですね。

1日単位だと、変化が小さくてあまり影響がないと感じることでも、1030年未来を考えると、どんな影響があるのかわかります。良いことだったら続ければいいですが、良くない結果になることをしていたなら、このままではまずいという気持ちが生まれるでしょう。

また、未来に目標や夢が叶っている自分と、今のまま過ごした自分を比べてみてください。

もし1年後筋肉隆々で子供の軽々なら、自分の子供だけでなく周りの人に貢献できたり、部屋を見渡していると筋トレマシンルームが出来ているかもしれませんよね。そうしたら人生を変えたいというエネルギーが出てくる仕組みになっているのですね。

 

ゴールのために必要なことだけする

ここまで来たら、人生を変えたいという気持ちも高まっていることでしょう。次は、夢や目標をはゴール設定といってそこに行く必要があると思えてきます。逆にゴールにいかないとまずい、おかしい、間違っているとまで考えるようになるかもしれません。

そしてゴールするために、実際に行動に移すのです。

これから何をしていきたいか。理想の未来と、現実のギャップをつかめた人なら、どんなことをしたらいいか自然とイメージが思いつくはずです。あなたが、「こうしたい」と思うことをやってみてください。その方法が良い場合もあるし、失敗することもあるでしょう。しかし、やってみることが大切です。失敗したとしても、他のやり方の方が良いと気づくことができるので、本当の意味の失敗ではありません。

失敗は悪いという思い込みがありますが、そのブレーキを外しましょう。サラリーマンの業務ならまだいいかもしれませんがダウン症の子と一緒に自分の人生も良いものに変えていこうとなると、失敗は悪という思い込みは邪魔もの。

そういう場合は、もしかしたら夢や目標を叶えるやり方が全部見えないかもしれません。しかし、それでいいのです。やり方がわからないということは、今自分ができる範囲の外のことをしようとしているということです。だから、むしろわからないくらいの方が良いのです。

 

人生を変えるくらいのエネルギーがあるかを感じる

人生を変えるためには、しっかりと根付いてしまった今の生活を変えるための強いエネルギーが必要です。その力があれば、あなたの現実は変わっていきますよ。

そのためには、まずやりたいことです。やりたいことをすると自然とモチベーションを高めてくれてエネルギーが出てきます。それは完璧主義とは全く別の調和のエネルギーです。調和の意識があれば良いことを周りを巻き込みながら、または、周りに反応しながら進めていくようになります。それは生きがいにも繋がっていきそうですよね。そんなエネルギーがふつふつと出ているか感じてみてください。

そのエネルギーを使って決定的に、夢や目標を作って変わるための強い理由を持つ。

そうしたら、客観的に自分を見て現状のままの未来がどうなるか考える。理想の未来と、ここままの延長の未来のギャップをはっきりと認識することで、今の状態から抜け出そうとすします。

すると自然とやるべきこと、やりたいことも見えてくるのです。それらを行動に移せばあなたの人生は変わります。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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