目標設定

ダウン症育児と別に生きがいを探したい!でも何に興味があるのかわからない

 

子供とは別に、生きがいをさがしたい!夢や目標などを見つけたい!と思っているのに、やりたいことがないと悩んでいる人が多くいます。

「好きなことをしましょう」「やりたいことをしましょう」とコーチングではよく言われます。スピリチュアルでも引き寄せるとかありますが、結局「そんなにやりたいことなんてないよ」と考えてしまうのがオチだし、いつものパターン。だんだんとどうでも良くなって来て気づいたらいつもの生活にもどっています。

そんな親が、子共がいて子育てもしないといけないのに、夢や目標を作るにはどうしたらいいでしょうか?

勝手に生きがいが引き寄せられるのを待っている時間はありません、自分より先に子供がどんどん成長してしまうからですね。ダウン症の子供ができて親になれたのだから、子供の成長に送れをとると、子供のせいにするばかりのマインドになってしまいます。

なので自分が成長できる生きがいや興味があること探すのです。今回は、やりたいこと、生きがいがない人、目標設定できない人が、目指すべき夢や目標を見つける方法についてお話します。

生きがいが見つからないなら「興味があること」を探す

新しい生きがいがなく、目標設定できない人はどうしたらいいかというと、まずは、自分が興味があることを楽しむことをしてみてください。

一生続けようと意気込まなくてもいいので、少し気になること程度で大丈夫です。そうした興味があることを探してみましょう。

人生に完全に興味を失っている人は、ほぼいませんので誰でも見つけることができます。些細なことであっても構いません。これはくだらないとか、ダメだというふうに考えなくていいですよ。周りに馬鹿にされるとか、子供みたいとか感じるのは思い込みです。そう感じないように教育されているから、そう感じるのですね。

自分の中に、少しでも気になる知りたいということがあればやってみましょう。

 

完璧主義がすべてを台無しにする

よし、少しだけでも取り組んでみようと思った時、「完璧に好きなものじゃないと」「やりたいことじゃないと」と考えるのはやめましょう。

何かをやっていれば、面白いときもつまらないときもあります。全部が完璧じゃないといけないという考え方は、完璧主義や0ゼロか1イチ思考といって自分を苦しめたりするもの。これは完璧を求めるから良いだろうと思いがちですが、進歩しない考え方の代表レベルです。

なぜなら、完璧にしないと悪いことが起きると心の裏では考えているからなんですね。

するとプレッシャーになったり、上手くいかない時に不安が襲ってきたりして、続けられなくなります。たいていの人は逃げたしてしまうのです。

また、ゼロイチ思考の応用例は、「何か言われたくらいでやめるなら、その程度のものだ、頑張れ!」と言われたりします。ある意味正しいですが、この考え方をしているとさっぱり興味が持てなくなります。

少し気になる、知りたいというものは誰にでもあります。そんな少しの興味の段階で、あれこれ言われたら、嫌になってしまうのは当たり前で、経験ないですか?

「その程度のもの」「すごく好きというわけでもないもの」であっても、将来、「すごく好きなもの」になる可能性があります。そうした微小の希望の目を摘み取らないように、完璧主義を避けましょう。

人から何かを言われてもあまり気にしないように意識出来れば良いですね。人の興味を早々に潰すような人は、マナー違反です。ダウン症の親はそのへんがよく分かっていて、子供の可能性を凄く信じている方が多いので、自分の好きなことを見つけるもの上手なのではないかと思っています。

そして、そういった方は、どんなことであっても、何を言われても気にしないという思いがあります。そうした気持ちがあれば、自分の興味や関心を守ることができますよね。

 

自分の興味があることを深化させよう

もし興味があることを見つけられたら、それを実際にやりながら深めてみましょう。

この時、無理をしないでらくに楽しむことが大切です。例えば健康学に取り組んでみて、何か調べごとをしてみたりと、興味を深めていきます。それによって、もっと知りたい、もっとやってみたい、という気持ちが生まれてきます。自分の過去に嬉しい楽しいと思ったものが自分の価値観にあっているのでよいと思います。

そうやっていくと、だんだんのめりこんでいったり、中くらいの夢ができたりしていくのです。私も、初めコーチングを始めたときは、興味があるという程度のものでした。何か面白そうだし、やってみようくらいの気持ちでした。

しかし、コーチングの可能性を知ったり、実際に目の前で人が変わっていくのを目の当たりにしたことで、本当の凄さがわかったのです。

本当の良さは、ある程度深めてみないとわからないものです。そして、深めることで良さがわかってくるので、それがモチベーションになって、好循環が生まれます。

現在テレビやメディアで活躍している人たちも必ずしも最初から自分の天職や、生きがいに出会えたわけではありません。いろんなことをやっていくうちに自分がやりたいことを見つけていったはずです。

今の仕事があまり面白くないと感じている人であっても、仕事のなかで、興味を感じる部分があるはずです。例えば、ITに興味があるとか、投資が気になる、お金の流れに興味がある、心理学が面白いなどなど。

ITに興味があれば、初心者向けの会計の本を読んでみるというところから始めて、だんだんレベルを上げて、深めていけばいいのです。そのうち自分でダウン症の子のためにアプリを作ったりするかもしれませんね。投資で給料以上を稼ぐようになるかもしれませんし、その知識を活かして会社で会計担当になりたい、経営を詳しくしりたいという目標ができるかもしれませんよね。

 

生きがいに出会えていない可能性99%

生きがいや好きなことがないというのは、そんなに変で不思議なことではありません。世の中、Youtuberのように好きなことで生きていくとか、好きな仕事をしようという雰囲気があります。

それで、好きなことがないとダメな気がする人もいると思います。

しかし、人によって人生は違うのですから、今やりたいことがなくても、何ら問題はありません。また、現時点で好きなこと生きがいがないからといって、「自分にはそんないいことはやってこない」と思ってしまうのも時期尚早です。

例えば、あなたはこれまで中学や高校、大学で何種類くらいのスポーツに取り組んだことがあるでしょうか?たいていの人は、ある程度練習したものとなると、23種類くらいだと思います。

ではスポーツは何種類あるでしょうか?

オリンピック種目だけで、2020年現在339種類。その中の数種類だけやってみてもう何も可能性はないと思うのは変です。人生でできることなんて数10000種類いや、人によっては無限にあるかもしれませんよね。

スポーツ一つとってみても、知らないこと経験していないことが無数にあるのに、人生でできることに気づいてなかったりしても何の心配もないのです。まだ出会ってないだけなのです。

 

動きながら考えることでワクワクに気づく

生きがいや、好きなことがないからといって、土日も何もしない、会社から帰ってきて育児をして終わりというのは少し勿体ないと思います。そうしたものは、自分から主体的に取り組んだり、気持ちを確認しながら深めていくことで見つかるからです。

そのため、現状にとどまらないで、動きながら試行錯誤することが大切。

いつもと同じものを食べていたら、新しい好きな食べ物は見つかりませんし、普段は食べないようなものを食べてみるから、気付きがあるのです。もちろん、やっぱり失敗と思うこともあるかも知れませんが、そうしたら別のものを食べたり、おいしい料理法を知っている人から学んでみたりするのです。

人間の心は面白く出来ていて、何かやっているとあっという間に時間がたったり、やる気が出てくるという性質があります。ほんの少しの部屋のレイアウト変更をし始めたら止まらなくなって気づいたら小物を揃えにお店に行く計画をし始めていたっていう人もいるかもしれません。

そうやって動きに伴ってやる気が出るのが人間です。やる気が出るのを待っていてもなかなか出てきません。朝散歩したり予定があれば、その日1日はなんだかんだ充実した日になることがあります。動くことでやる気が出て、興味も深まるという良いサイクルを回せるようになります。

 

興味を生みだし、ダウン症の子の育児のようにその思いを育てよう

生きがいや好きなことがない人でも、夢や目標、コーチングでいうゴールを見つけることはできます。まずは、興味があることを探すことからスタートしてみましょう。

なんとなく気なるなとか、もう少し知りたいということでも大丈夫です。第一印象やひらめきを大切にしてください。なぜなら自分の価値観にあっているものを良いと思うからです。そういったものでなければ子育てをやりながら楽しんで続けることはできません。

そして、最初から完全にいいものをと思うと進んでいきません。完璧主義をサクッと捨ててみましょう。

そして、興味があることが見つかったら、それを徐々に深めていきます。力まずに楽しもうという姿勢で始めてみましょう。そうすることで、だんだんと知識や経験が増えて、興味がもっと深まったり、モチベーションが高まったりします。

今やりたいこと、好きなことがなくても悩む必要はありません。まだ出会っていないだけなので、自分が探せば必ず見つかるからです。私のコーチングとの出会いも同じような感じだったし、周りもそういう人が多い。

世界には私たちの経験していないこと、知らないことが無限にあります。これまでの人生で知れたのはほんの一部だし、一瞬の出来事です。未知の可能性の方に注目してみましょう。

悩んで立ち止まっていては、やりたいことに出会う確率は減っていきます。人生は残り半分です。その半分を何かに取り組みながら生きることは魅力的じゃないですか?

死ぬ前にもう終わりかと思えたらまあ、納得もできるものです。ダウン症の子がいたから、そう考えられた、生きがいに出会えたのであれば、それはもう周りの親よりもずいぶん先の人生をいったとも言えるのではないかと思っているのです。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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