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育児がうまくいかない親の3パターン

 

育児で悩みが多い人にはパターンがあります。このパターンを繰り返していても、いつまでも不安が消滅しません。とくに障害者の子をお持ちの親は、一般常識外の育児をしているので今回紹介する3つのパターンにもし当てはまっていたら、見直す必要があります。

今回は、育児が何か上手くいかない親の3パターンについてお話します。

 

育児の学びに使う時間が多い

セミナーや◯◯講座、本、テレビなどの学びにばかり時間を使っている人は、ネガティブ思考が強い傾向があります。なぜかというと、自分がやりたいことに使う時間がなくなったり、学びをすること自体が目的になるからなんですね。

本で学んで、先週も今週も同じことをしていませんか?育児では学ぶだけでなく、アウトプットが必要です。

これはビジネスマンにも同じことが言えます。私のコーチ業でも価値を届けるには、ビジネスをしなければいけません。ビジネスをするには、まず知ってもらい信頼関係をきちんともって、利用してもらうというステップがあります。

コーチでもそのために必要なことができていなければ、届けたい人にコーチングを届けることができません。コーチングのスキルをいくら学んでいても、お客様が勝手に集まってきてくれるわけではありません。

高額◯◯セミナーに行ってビジネスのスキルや知識を知ったところで無駄なのです。コーチは、まず知ってもらうことができません。それは、知ってもらう行動をしていないからです。

私がブログを書くのも、多くの人に知ってもらうためです。知ってもらわないと、そもそもダウン症の親に向けてコーチングをしていること自体気付いてもらえないわけです。

この仕組は、育児でも同じだと考えています。

ダウン症育児の学びばかりしていると、インプットばかりに時間とお金を使ってしまい、現状は何も変わらないので、どんどんやりたいことができなくなっていくわけです。

もちろん、学びの時間を使っていても、それ以上にアウトプット(行動)ができていればいいですが、そういう人はあまりいません。

ほとんどのパパが、仕事で忙しくて休日でさえもそんなに時間もないので、学んでいるだけでほとんど終わってしまうでしょう。

育児でも自分の目標でも同じで、このパターンにはまっている人は、学ぶことを一切止めて行動に集中することが大切です。講座に行ったり、スキルアップをする時間を0にしてください。

心配しなくても必要な情報は自然に入ってきます。

実際に行動することで、周りの人からだったり、自分の気づきからたくさんの情報が得られますよ。

 

自分の価値を低くみてしまう

育児が上手くいかないパターンの2つ目は、自分の価値を低くみてしまうことです。

なぜ前に進んでいないと思うのか、というと自己肯定感が低いからです。これは簡単に言うと自分を褒めても良いと思える感覚ことです。多くの人は自分を責めてばっかりです。~しないといけない、~しておけばよかった。あんなことを言って悪かったな、子供が迷惑をかけたのは自分のせい。なんて思っていたら自分を責めてしまっています。それは癖になっているので自分では気づかないうちにそう思っているのですね。

そうすると、今度は自己効力感が下がってきます。この単語も聞いたことがあるでしょうか?

自己効力感とは自分は目標を達成出来ると信じる感覚です。自分のゴール目標でも、子供に対しての目標でも同じで、ゴールまで壁がっても自分はそこまで頑張って行けると思えることです。

これは、自分を努力に対して褒めてあげていないと無理です。自分や子供を好きになれないで、大きな理想や目標に向かっていくエネルギーは出てこないんですね。

ということは、自分を褒めずに自分を責めたり否定していては、自分は価値が小さい人間だと思ってもしかたないかもしれません。

そういう感じの人は、よく見ると周りにも同じような人がいませんか?仲間内で集団でいると安心できるというのもあると思います。このままでいい、このままが楽というコンフォートゾーンに嵌ってしまうのですね。

そこには、周りよりよくなっては悪いという罪悪感も生まれたりします。そうなると家族の理想の目標をたてるどころではなくなりますよね。

実は、コーチングも同じで、自分に価値がないと思うと、もちろん相手に想像以上の価値を提供できません。ボランティアなら別だがお金をもらってやるからにはお互いに本気になるわけです。

同じく、育児はボランティアじゃありませんよね?

本気でなければ、育児は成り立たないものです。本気なのであれば、自分の価値に気づくことです。それが分かっていない人もいます。育児がうまくいっている人なら、自分を毎日褒めていて、エネルギーが溢れているように見えるはずです。

その人との違いは、やはり自分へのそして周りへの罪悪感です。

人と違って自分を褒めたりすることは悪いことだと思っていると、ダウン症の子を人前で褒めたりできなくなります。幸せになりたいなら、人前で自分の子供が誰よりも幸せだったね!と言えなければいけません。

しかしそれが言えないので、自分の価値があがってこないわけです。

自分のことを認めて、褒めることが自分の価値を上げるということに気づくのが大切です。そして、そうすれば自然と目標が見つかったり、そこまで到達してみたいという気持ちになれるものなのですね。

 

自己投資をしない

これは、親だけではなく多くの人が当てはまることですが、人はお金を払わないと本気になれないという心理があります。

心理学にもサンクコストバイアスというものがあります。これは、お金や時間をあるものに使っていて、今やめてしまうともったいないと思う心理のことです。

たとえば、youtubeが良い例です。良い情報だと信じて、他にも良い動画があると思い時間をつかい続けるのです。結果、現実は何も変わっていません。

とくに安くて簡単でというものひ惹かれてしまいます。それでなんとか成果を出そうと考えているからです。

なぜなら、お金を使えば使うほど損をすると思っているからです。基本、サラリーマンは給料をもらってその中で消費をして暮らしています。先にお金が入ってくるわけです。

しかし、これまでの生活を変えようとすれば、消費ではなく、投資しないといけないわけです。そう、自分に投資しなければ現状がかわることはありません。なにか周りに社長のコネがあって人生変わる人もいるかもしれません。

でも、自分を変えて、ダウン症の子も変えようと思えば、自分にお金を先にに投資するしかないのです。そうしないと本気にはなれないんですよね。

お金を払わないで無料で情報とか知識をもらうとします。すると、無料でやってみて人生が変わったらいいなとか、有料情報を無料でもらえて得したというマインドになります。そのため、難しいことや、嫌なことがあったら途中でやめてしまうでしょう。

ネットで無料情報を集めたりしても、ネットには間違ったゴミ情報もたくさんあります。そのため、情報を集めたつもりでも上手く組み合わせることができません。

もちろん正しい情報もありますが、正しい情報とゴミ情報が一緒になっているので、区別ができないからです。

そんなことをしているうちに、1年・3年・5年と簡単に過ぎてしまいます。その時間を子供の成長を見ながら過ごすことは素晴らしいことです。しかし、自己投資ができれば、違う選択肢も沢山とれるし、なにより自分も子供と同じくらい成長出来るはずなのです。

私のメルマガでも正しい情報を出していますが、無料で読んでるだけでは上手くいかないかもしれません。というのも、人の見よう見まねしかできないからです。

ダウン症体操を本で覚えたからといって、実際に子供がそれを出来るようになったとしても不安がなくなるわけではありません。もっと大事なことがあるからです。

お金を使いたくないのは、お金に執着しているからです。お金を出すと、「お金が減る」と思うので、なるべくお金を出さないようにしているわけです。

そういう人ほど、変にお金を使って浪費してしまうのですが、それもお金に執着があるからなのです。なのでお金の執着をやめて、本気で自己投資して自分を変えるという考えになるほうがいいです。

ダウン症育児で延々と悩まないようにするには、自己投資をして逆にお金が増えるというマインドになることが大切です。

今回は、育児がなんとなくうまくいかない親の3パターンについてお話しました。

 

この3つのパターンに当てはまっていたら、今後も「何か上手くいかないな~」「これでいいのかな」「将来が不安」と思い続ける可能性が高いです。なのでマインドを変えてしまいましょう。

他にもパターンはありますが、今回の内容も多くの親に当てはまっています。

こうした思考の間違いがあると、不安は減るようにはなりません。なの思考のパターンを何度も変えていきましょうね。

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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