ダウン症の子育て

不安というブレーキをかけてダウン症育児は出来ない

 

ダウン症の子をうまく成長させたり、不安のない将来にしたいと思っている親でも育児にブレーキを踏んだままの人が多くいます。そうすると、必要なことをしようとしても、ブレーキがあるのでできません。子供を◯◯にしたい、◯◯して才能を開花させたいとかあると思います。

しかし、多くの親は、ブレーキを踏んだまま育児をしますが、必要な行動ができなくなっているかもしれませんね。

ブレーキを踏んでいることは進まないので、ブレーキを踏んでいないことを頑張ってやろうとしてしまいます。しかし、それらはネガティブな行動になるので、やはり成果が出ないのです。

ブレーキを踏みながら頑張っていても不安は変わりません。そのため、大事なのはブレーキを外すことです。

今日はブレーキの正体やブレーキの外し方についてお話します。

 

不安ブレーキの正体

ブレーキの正体は、ホメオスタシスとよばれるものです。

ホメオスタシスというのは、恒常性維持機能のことで、一定の状態を保とうとする心や体の働きのことを言います。

夏のジリジリと暑い日に、暑いと汗が出て一生懸命体を冷やすのも、ホメオスタシスの働きなんですね。体だけではなく、人間関係や年収などの情報的なことに対してもホメオスタシスが働きます。

ホメオスタシスは何を基準にしているの?というと、コンフォートゾーンです。これは体と心の安全な領域のことです。つまり安全な領域を出ようとすると、ホメオスタシスの働きでブレーキがかかります。人間の生命維持装置のようなものと考えるとわかりやすいですね。

不安なママパパは、不安でいることが安全領域になっているので、そこから出るようなことは恐怖や不安があってできないません。

例えば、子供のことは忘れてやりたいことをやってくださいと言ってもできないのは、子供を無視することは危険だと思うからです。毎日子供を見ておくことがコンフォートゾーンなので、それを大きく超えてしまいます。

すると、ホメオスタシスの働きで、子供の成長が止まるとか、自分だけ良いことをしているというふうに思ってしまうです。

これがメンタルブロックとか、ブレーキと言われるものの正体です。

不安という安全領域にいたら、楽しい生活を送るための情報は入ってきません。というのも、不安なママパパの周りには、不安なママパパしかいないからです。

不安な人どうしは同じ価値観で、同じような考えだから一緒にいることができます。それが安全だからです。稼げる人ならそこにいることがお互いに苦痛なので、一緒にいることはできません。

例えば、きゅうりが嫌いな人は、きゅうりの匂いも嫌いなので、きゅうりを食べている人には近寄れません。それと同じことです。

いつも不安がある人は、いつも愚痴大会になってしまいます。やりたいことをやっている親からしたら、それは何か気持ちわるいことに感じてしまうでしょう。なぜなら、不安を口にだしても解決しないことを知っているからですね。

そんな愚痴ママパパと話しても時間の無駄なので避けられてしまいます。

しかしそうしているたら偽善者ですか?そんなに金が大事ですか?自分勝手過ぎない?とどんどん思ってしまうので、周りに自分のやりたいことをやっている人がいなくなるわけです。

 

不安ブレーキの外し方

では不安というブレーキをはずすにはどうしたらいいかというと、コンフォートゾーンを変えるしかありません。

ホメオスタシスが働くからといって、ホメオスタシス自体が悪いわけではありません。どこに向かってホメオスタシスが働くかが大切です。

またホメオスタシスを「壊すとかなくす」と言う人がたまにいますが、ホメオスタシス自体は、生きることそのものなので、壊すと自分も壊れてしまいます。

不安をなくして生きがいを見つけるなら、理想の未来にコンフォートゾーンにホメオスタシスを働かせれば良いのです。

不安がある安全な世界もあれば、ダウン症の子と理想が叶った安全な世界もあります。なので将来の理想のイメージを安全だと言うコンフォートゾーンを作れば良いわけです。

そうすると、ブレーキが外れてやりたいことができます。

そのためには、本や動画を見るだけでは難しいことが多いです。アドラー心理学や成功者の本を読んだだけで成功した人を見たことがありません。なので、メンターやコーチに直接コンフォートゾーンを変えてもらうことが必要です。

なぜコーチやメンターが良いのかと言うと、そういう人なら、不安のブレーキがないからです。

例えば、人と話すことが苦手だというブレーキがある人でも、ブレーキがない人の価値観を身につけられれば、コンフォートゾーンが変わります。なのでメンターやコーチに時間を使って会ってもらうことです。

しかしコンフォートゾーンが違うと会うことすら難しいです。全然違う情報にアクセスしているのでそういった人を見つけることも困難なのです。

それにはお金のコンフォートゾーンも関係してきます。ほとんどの人は自分の知識ばかり気にして自分の能力を範囲を変えることをしません。それは自己投資と言われていますが、自己投資はお金をかけてやるものです。企業でも先に利益をもらうことはありません。先にお金を投資するので、稼げるのです。

それが個人になったら、先にもらおうとしてしまいます。これが一般常識的なコンフォートゾーンです。しかし本物の自己投資をして人生を良くしようと思えば、先に相手に対してメリットを差し出さないといけないわけです。

なので一番簡単なのがお金です。つまり、お金を投資しなければいけません。そうでなければコンフォートゾーンが変わりません。

この投資の価値がわからない人は、1年35年と同じような不安な状態を続けてしまうでしょう。

今はネットでたくさんの情報が手に入るので、ネットを見ればなんとかなると錯覚している人が多いです。しかし、そんな世の中でも自分を変えていける人は一部だけです。

それは、不安なままの育児の価値観のままで、理想を実現することはできないからです。

 

今回は、不安というブレーキをかけてダウン症育児は出来ないというお話をしました。

不安なママパパの多くは、不安があるものの価値観を維持したまま理想を考えようとします。それが大きなブレーキになっているわけです。

価値観を変えてコンフォートゾーンを変えなけれ稼げるようにはなりません。このことをしっかり理解してくださいね。

不安が大きいコンフォートゾーンにいる限り、ホメオスタシスが強力なブレーキをかけます。その状態で成功はしないので、ブレーキを外すことが大切です。

ブレーキを外して新しい価値観を手に入れるために投資をしてくださいね。コンフォートゾーンが変わればブレーキも外れて、幸せの流れがやってくるでしょう。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

この記事を書いた人

初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

-ダウン症の子育て

© 2024 ダウン症の子をもつ親のためのニコニコ子育てコーチング Powered by AFFINGER5