新しいことをする時に、悩んでいる人が多いです。しかし、悩む前に、やってみた方が早く成長することができます。
今回は、初めはいつも失敗するというお話をしますね。
悩みがあるのは自分に抵抗しているから
誰でも、恥ずかしい羞恥心とか、子供のことで劣等感を感じたりして前に進めないことってありますよね。
でも、やる前に悩んでもしょうがないとも言えます。
なぜなら、何か新しいことをするときに悩んでいてもしょうがないのは、それを経験したことがないからです。
経験したことがないので、いくら悩んでもその実態はわかりません。
ネットや雑誌でいろいろ調べたり、人の話を聞いたりすることはできるのですが、それも他人の意見です。自分と他人は価値観が違うので、躓くところも成功するところも違ってきます。なので、結局自分でやってみないことには、自分にとっていいのかはわからないのですね。
また、「限定合理性」という行動経済学の考え方があります。人はできるだけ合理的であろうとするけども、どうしても限界点があるということです。
そのため、何かを決めようとするとき、いくら完璧な情報を集めようとしても実は、不可能なんですね。必ず、自分で気づけない大切なポイントを見逃してしまうことになります。
これは脳科学的にいうと「心理的な盲点」と言われ、新しいことにはどうしても認識できない情報があるんです。
いくら考えても悩んでしまうし、決めることが難しくなります。
子育てにおいても育児の準備ができてからとか、知識を大量に覚えた、という人もいますが、いくら本を読んで学習や準備をしても正しい答えが出るわけではないことは、ダウン症の親ならもう知っていることかもしれませんね。
さらに、しっかりとデータを集めているわけではないのがほとんどです。実際には、悩んでいるだけだったり、一歩が踏み出せないだけだったりします。
準備してからいつかやろう、と思っていても、世の中がいつも同じ状態であることはありません。例えば、国の制度はどんどん変わっていきます。最近では児童手当の減額(特例給付を削減)が議論されています。
世界の景気が不安定になると障害者にとっては行きづらい世界がくるかもしれません。まさに歴史に学ぶです。
いろいろなものを比べて、どれがいいか、最高なものを選ぼうと思っていても、それらがいつまでも手に入るものかはわかりません。逆に最悪になるパターンです。
悩んでいる時間があれば、できてしまうことも多いです。
時間が無駄になってしまうことが多いので、悩まないでとりあえず少しでもやってみる方が人生とあなたの家族の効率が良くなります。
やってみることでオリジナルの基準ができる
やる前に悩むのではなくて、やってから悩むとした方が、成長が早くなります。
実際にやってみると、よかったとか、失敗したと判断することができるのです。
私の次男もダウン症ですが、プールで沢山泳げたらダウン症独特の筋の低緊張を軽減させたたり本人が楽しいことがみつ勝つといいねという思いで、どうにかなるだろうとプールにいってみたら、いきなりバタ足するのでびっくりしました。
このようにとりあえず「お試し」てみるといいです。無意味だと思う人は、自分を責める癖があるので、そこを直したらスムーズに行くかと思います。(別の記事で自分を責める原因とかも書いてますので、よければ参考にしてください)
もちろん、取り返しがつかないようなこともあるのですが、ほぼ悩みというのは、やってみた方が良いです。まあ、投資のようなものであれば損失額を決めてやることですね。
また、悩んでいた時間も取り返せないのですから、やはりやった方がいい、と考えることができます。
私がおすすめするわけではありませんが、もし占いに行ってみようか悩んでいる時、まず占いの館に行ってみればいろんなことがわかり、1つの基準を作ることができます。最近はSNS占いもありますよね。
入る前にも、いろいろ調べて比べることはできるのですが、良さそうなところに入ってみたら、満足するところと不満なところなどが見つかるでしょう。
そうすると、他の占いの良いところと悪いところも、はっきりわかるようになるのです。それで、そこがよかったら続ければいいし、他がよさそうなら、そちらにも行ってみればいいのです。
経験がないことは、判断基準ができていないので、その状態で悩んでも結論を出すことができません。やったことがある人なら、経験があるのでわかります。
私も少し悩むことがありました。静かなところで仕事をしたいとずっと思っていたので、図書館とかカフェとか探していて、そこでふと「車の中がいいんじゃないか?」と閃いたので、
とりあえず高級車の販売店を回って試乗し、感覚を試したりしたこともあります。そのほうが早く経験ができると思ったからです。実際乗ってみたらまあ、イマイチだったということがわかり、自分が求めている感覚もさらにわかったのですね。
もし、いつまでも迷って、「どうなんだろう」「また今度調べてみるか」と言っていたら、数千万円もする高級車には一生乗ることがなかったかもしれません。
このように、一度やってみることで、判断基準ができて、頭の中の整理がつくようになります。そして、新しい情報が入ってくるのです。
やめとけばよかったと思うこともあるかもしれませんが、そうしたら、他の選択肢の良さがより明確になったということです。
失敗しても失敗ではない
ダウン症の親の未来も、「準備中」を続けるよりも、とりあえず小さくでもスタートして、試してみることが大切です。
例えば、親の会に参加しようか、しまいか考えているより、先にその日のスケジュールを空にして、問い合せの文章でも適当に書いてみます。
そうしたら、意外と勇気がでてくるかもしれません。どちらにしろ、やってみたことで「フィードバック」が得られたのです。
失敗をしたくない、というのは自然な気持ちですが、成功にしろ失敗にしろ、フィードバックが得られるので、本当の失敗というのはないのです。
これは結果が出て、基準が生まれることで、初めてわかることです。
やってみようと言っても、怖いという気持ちもあると思います。恐怖とは「自分の力では変えることができない」という思いです。なので逃げようとしたり、避けようとしたり、被害を最小限に抑えようと本能的に行動してしまいます。
この考えがあると、なかなか成長できません。
というのも、やり方が全部わかるまで待っていても、わかることはないしタイミングも逃してしまうわけです。
コーチングの知識で「Invent on the way」 という考え方があります。これは、やり方はその都度発明すれば良いという考えです。
先にやると決めてから考えることが重要だということなんですね。
そうすると、脳はクリエイティブになって、なんとか目標を達成する方法を考え始めます。そして、自分が考えつかなかったような解決方法を、発明することができるのです。
お金がないから、将来がうまくいかないと言っている人も、いきなり借金を負ったら、お金を作る方法とか、家の中のものを売ればいいと気付くようになります。
決めること、やってみることで判断基準が生まれ、悩んでいた時にはぐちゃぐちゃになっていた情報がきちんと整理できるようになります。決めないから、やり方が出てこない、という順番になっているということです。
ここは本当に自分を信じることが必要なんですね。
まず自分が経験してみる
自分を精一杯高めてみましょう!自信を高めるには、経験をしてみることが一番です。
子供の悩みでも、まず自分が経験してみてください。それよりも自分のやりたいことや新しいことを試してみましょう。
小さなことからでいいので、Invent on the way を試してみてください。そうしたら、自分にそういう能力があるんだ、と自信を持つことができますよ。
今回は、初めはいつも失敗するというお話をしました。
新しいことが出来なくて、立ち止まっているのは自分の自分自身に抵抗しているからなのでいくら悩んむよりも、調べてみて体験してみましょう。
体験は、単純に行動に向かって無意味に突き進むことではないです。
体験を通して調査しているということです。なので、適切なフィードバックを感じれます。そうしてどんなやり方が一番良いのか自分で決めていくことができるのですね。
ダウン症のことで、色々考えがあると思います。私も、もちろんあります。お互いにいろんんなことを体験しながら豊かな人生を作っていきましょうね。