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ダウン症育児サポート「小さな苦労」で大きな目標をつくる考え方

ダウン症育児はネガティブ要素が多いです。~出来ない、~は無理といった概念です。

たしかに私の次男はダウン症ですが、出来ないことも多いし、悔しい思いや恥ずかしい思いもしました。それでも、育児の考え方のコツを掴めば良い方向に変える事が出来ます。

それが、抽象度の高いところへの働きかけです。

抽象度から考える思考は凄いパワーを持っています。

今回は、ダウン症の育児で小さな苦労で大きな目標をつくる考え方についてお話します。

小さな苦労と大きな苦労

ダウン症のお子さんをお持ちの方は、「障害者手帳」をお持ちですか?もちろん申請して、お手元にあると思います。障害等級は気になる点だし、それによってサポートも変わってくるからですね。

手帳といっても身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の3つがあります。ダウン症の多くの子は療育手帳ですかね。

手帳の呼び方も地域によって違い「愛の手帳」や「愛護手帳」などと言われます。

私達はこういった行政のサービスを当たり前のように受けています。もちろん各自治体によって判断基準が違いますが、基本みな同じような支援を受けることができています。

しかし、もし突然、療育手帳だけ廃止されたらみんなびっくりしてしまいますよね。

ところでなぜみんな平等にダウン症の子供に行政サービスを受けれるのでしょうか?ダウン症の親の金銭的負担がかかって家計を圧迫すると確定しているからでしょうか?

そうではないですよね。実は、障害者手帳を配布することは、法律で決まっているんです。身体障害者手帳制度は、身体障害者福祉法に基づき条件をみたせば発行することが決まっています。都道府県、指定都市や中核市において認定や交付が事務的に行われています。

療育手帳は障害の程度で約4種類に分けられていて、程度によって支給される金額も変わってきます。種別はIQをもとに分けられていて、たとえば東京都でいえば、

  • 1度:(最重度)IQ19以下
  • 2度:(重度)IQ20-34
  • 3度:(中度)IQ35-49
  • 4度:(軽度)IQ50-75

になります。

では、ここで問題です。

この療育手帳で貰える金額は月に、数万から10万円前後ですが、もし給付額を月に50万にするにはどうしたらいいでしょうか?

それは、法律の「身体障害者福祉法」から「新身体障害者福祉法」に変えればいいわけです。

実際には、法律改正の中身を検討して変えるだけなので、労力はほとんど要りません。しかしその影響力はとてつもなく大きいのです。

たとえば、地域ごと、地区ごとにもらえるお金を増やそうと思えば、いろんなことを変えたり、地区ごとの不満や不平が出てきて大変ですよね。

そうでなく抽象度の高い働きかけは、わずかな労力で物理的に大きな変化を起こします。

法律のたった一文字を変えるだけで、日本中のダウン症の親の生活が変わってしまうかもしれないのも、抽象度が高い働きかけが物理に大きな影響を及ぼす例なんです。

身体障害者福祉法を変えないで、地区ごとに変更するとしたら、とうていできるものではありませんよね。

抽象度を高める具体例

抽象度の低い働きかけから、抽象度が高い働きかけと同じだけの変化を起こすには、気の遠くなるような作業が必要です。

もちろん法律を変えるのも大変なことですが、はるかに少ない働きかけで済みます。難易度よ言うより量の問題です。難易度は人によって変わるので、実現できる可能性が近い人もいるかもしれません。しかし、量は個人でできる範囲が決まっているので、こういった問題には抽象度の高い解決方法が必要なのです。

これはダウン症の親がめざしたい目標達成においても同じことです。

目標を達成しようとして物理的にたくさんの作業をしても、なかなかゴールは実現しません。まったくゴールとは逆方向に行ってしまうこともあるでしょう。

よく介護サービスや障害者グループホームの建設に反対するひとたちがいます。彼らの主張は、「地価が下がる」「地域の治安が悪化する」というものですが、効率の悪いことをしているように思います。

もちろん彼らの気持ちもわかりますが、反対する多くの人数の人がもっと抽象度の高い視点を持っていれば、ずっと強力な働きかけができるでしょう。

ただ、抽象度の高い解決策がすぐに見つかるとは限りませんよね。良いと思っていた方法が違うこともあるでしょう。でも、ゴール達成をするには、抽象度を高くするという姿勢をいつでも持っている必要があります。

そうすれば、どんどん先が見えてくるはずです。

小さな苦労で大きな変化を起こす

コーチングでは抽象度の高いポイントから、クライアントに対して働きかけを行っています。それによって、クライアントは自分では見えなかった新しい情報が見え、ゴール達成に近づいていくことができます。

あなたも、いつも抽象度を上げることを意識しながら、目標を決めてゴール達成を目指してみてください!きっと劇的な変化を起こすような、いい方法が見つかるはずです。

ダウン症の子には課題が多いですが、目の前の問題ばかりを解決しようとして、教室に通うのではなく、その子がどうなればよいのか、自分はどんな人生を楽しめば不安から開放されるのか視点を上げて大きく考えてみてください。

 

今回は、ダウン症の育児で小さな苦労で大きな目標をつくる考え方についてお話しました。

ダウン症育児はネガティブ要素が多いし、出来ない、無理といった考えも頭をよぎると思います。対応に疲れてしまってしまいますよね。

出来ないことも多いし、悔しい思いや恥ずかしい思いもするけれど、それでも育児の考え方のコツを掴めば良い方向に変える事が出来ます。

抽象度の高いところへの働きかけをすることで、全く違ったアプローチを思いつくこともあります。

抽象度が低い思考だと、作業をたくさんするはめになってしまいます。たくさんの小さなことを変更しなければいけないからです。

そうではなく、上流にある、大きな流れを捉えてみましょう。抽象度を上げましょう。

「りんご果物」みたいに、「ダウン症障害者人」のように視点をあげるのです。そうすればダウン症に囚われず人として障害者全体としてどうあるべきか、人して何を幸せにしたらいいのか考えることが出来ます。

ぜひ「小さな苦労」で大きな目標をつくる考え方で、人生を豊かにしていきましょう!

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