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ダウン症の理想のゴールから先に考える

やりたいことや、大きな目標があるなら、それを未来で達成したときのゴールを作ることが大切です。

ダウン症の子と将来は不安なことが多いです。健康面や知能もありますし、仕事ができるのかとか、親が死んだ後でも生活していけるかなど、悩みはきりがありません。

健常者でも苦労している人が多い中で、障害者が生活していくのは大変だと考えると思います。

だからこそ、理想の未来を考えておく必要があります。そこを目指さなければ、現状はいつまでも続く可能性があるからです。

豊かな人生を手に入れるためには、先にゴールを決めることです。

ゴールが決まれば、そこに向かうだけでも豊かさは付いてきます。お金がたくさんあれば完全に豊かでもなく、障害がほとんど治れば理想かどうかはわかりません。健常者の家族でも不幸なニュースはたくさんあります。

つまり、ゴールを決めてそのために必要なことは後で考えるという気づきが大切です。

今回は、理想のゴールから先に考えるということをお話します。

 

常識の範囲しか見えていない

私はコーチをしていますが、ゴールから先に考えることはかなり重要です。

ゴールから考えないと自分のできる範囲のことしか出来なくなります。

今の資産で、今のスキルで、生活で使える時間の中でとか、自分の思考の範囲で解決策を考えるので

お金をかけたくないとか、難しいことはできないとか、緊張するとか色々な制限が出てきてしまうわけです。

そして過去からやってきたことで当てはめて、対応しようとするので、まるで簿記4→3→2級のようにレベル上げの状態になってしまいます。

子供の運動能力や知力も次から次へと色んなトレーニング教室を渡り歩いていませんか?

もしそれが正しければ、結果は出てくるはずです。でも、半年1年と成果がでないようなら何かが間違っています。

なので過去と同じ判断や今持っているものは手放していかなければいけません。

そしてゴールから先に考えるようにしましょう。

 

逆算しても理想の未来は近づかない

ゴールから先に考えるというのは、よくビジネスでも言われていますから聞いたことがあるかもしれません。

「ゴールから逆算してきちんと考えろ」とか「ゴールから考えたら辻褄が合わないだろう!」と起こっている人を見たことがあるかもしれません。

しかし、人生は逆算しても良くなるとは限りません。

とくにダウン症の子を持つ家族であれば、理想の未来はすごくハードルが高くなるかもしれません。

ダウン症の子を一人暮らしさせたいとか、読み書きできて、クリエイティブな才能をもってほしいと考えるかもしれません。

それ以外にも自分の夢ややりたいビジネスがあっても、ダウン症の育児で難しいこともあります。

これらが難しいと思うのは、「逆算できることはすでに知っている」からです。

理想は自分が経験したことのない事なので、どのような手順で進んで行けばよいか分からないことだらけです。

そんなときに、未来から逆算しても完全に間違った方向にいってしまいます。

これが逆算ができない理由です。

ゴールから考えるときに、その考えている思考が検討はずれの思考だったら、いつがたっても成功しませんし、別の答えが出てくるでしょう。

だから、◯◯教室や〇〇トレーニング塾を渡り歩いて、お金がなくなったり親子とも疲れたりしてしまうのです。

このことに気づくことが大切です。

目標やゴールを持つことは重要です。これは100回言いたいくらい大切なことです。しかし、ゴールは持っていても考える頭は現状で知っている範囲のことになります。

そのため失敗していまいます。

ではどうすれば良いかというと、自分の考えはすべて捨てることです。

本やネット、テレビから仕入れた知識を手放して、現状から考えることを辞めなければいけません。

ダウン症の日本だけの狭い常識で囚われていたら、何が正しいかよく解らなくなりますよね。なので一旦すべて捨てることです。

そして、ゴールを達成したいという気持ちを高めていくことです。

なんとなくそうなれば良いなという未来へは行くことが不可能です。脳科学では、人の脳は現状維持します。わざわざリスクを負って別の生活に行く必要はありません。

なので今の年収や、生活の範囲、ダウン症が周りからサポートされて生きていく生活を維持しようとします。

そのほうが絶対に安全なのでそこから出ることは難しいわけです。

なぜ、理想の未来が手に入れたいのか、ダウン症の子と理想の未来ではどんな心豊かな生活をして、自分もやりたことができて、子供や周りの人が喜んでくれたりしているかイメージしてみてください。

お金がたくさんあってもいいです。何がしたいのか知っておくことです。

それが本当にほしい、本当にそうなると思えるものならゴールを達成したい気持ちも高まります。

ほとんどの親は、この理想の未来がゆるいです。何かフワッとしてしまっています。

それでは理想の未来は近づいてこないのです。

 

未来の確信を高める

ゴールの設定ができたら、次は信じ続けることです。

信じるだけで夢が叶ったことはない。信じるだけなら苦労しないと言われるかもしれません。

しかし、多くの人は自分で言っている、この信じることを続ける事が出来ません。

幸せになりたい、ダウン症から開放されたいと思っても一方で、そんなことは出来ないと思ってしまっています。

すると、たくさん子供にトレーニングしたり、自分も分かる範囲で資格の勉強をするのです。

自分は幸せになれると確信していないので、自分の欠点とか勉強しないといけないことばかり見つけてくるのです。

理由探しに忙しいわけです。

このように、自分で難しくするのではなく簡単に理想が手に入るとイメージしてください。

現状で考えていることはすべて捨ててしまいましょう。出来ない理由を探しているということは、出来ないことを認めているということです。

ゴールから逆算していれば、現状のできない理由ばかり探すことになります。

そうではなく、未来から叶っている新しいこと始めてみてください。それは自分の常識になないものではないですか?

イメージ出来るまで何度も繰り返し未来を想像してみてください。やりたい感情が高まらないとこれまでの思考のままで行動してしまいます。

多くの人は、すこしゴールを意識しただけで、そんなことは現実的にありえないと思って辞めてしまいます。

そして自分の考えで行動してしまうので、上手くいきません。そうであれば、周りの人に聞いてもらうとか、私でなくてもいいのでコーチに相談するのも良いです。

未来が簡単に手に入ると確信に変われば、そうなる可能性が高まります。

あなたの思考をゆっくり手放してみて、コーチやメンターといった人に投資してみてください。きっと気づきあり行動も変わってくるはずです。

そう言ってももと言って、ゴールをつくらなかったり、意識し続けられない人がほとんどです。

このように価値観が違ってしまっているのです。

あなたのマインドが変わっていけばその分、理想の未来は近づいてきます。このように自分の常識を変えてもらうことが自己投資と呼ばれるものです。

自己投資はマインドを変えるので、行動が変わります。常識が変わるのでしかたないことです。行動がかわれば未来は違うレールに切り替わるのは必然ですよね。

 

今回は、ダウン症の理想のゴールから先に考えるというお話をしました。

ダウン症の子との未来をゴールから考えるというのは、逆算することではありません。

ゴールを達成した自分そのものになるということです。

それがみんな出来ないので、ゴールの方向にいけないというわけです。

現状を手放して理想の未来へ一緒にきましょう。

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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