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理想の未来を当たり前にする

2020年10月23日

ダウン症の子供と理想の未来が叶うとしたら何がしたいですか?

多くの人は漠然と「子供がこうなったらよいな」とか「健常者と同じようにこんな事ができたらいいな」と思っています。

しかし、理想を叶えるにはそれなりの理由が必要です。

ただ叶ってほしい、そうなったらいい、子供が健常者に近づいたらいい、自分のやりたいことをしたい、お金を沢山もらって不安をなくしたい!と思っていても、理想は実現しません。

なぜそうなりたいのか、そこにどんな嬉しいことがあるのか、お金があってそれを何に使いたいのか、子供が何が出来てどんな生活をしているのか明確にする必要があります。

理想の姿を明確にイメージすることです。

コーチングでは未来の自分のコンフォートゾーンと言われています。

コーチングの世界でも、よく未来をつくりましょう、ゴールをつくろう、目標を設定しようと言われています。

しかし、ただ決めただけではうまくいかないのです。この未来のコンフォートゾーンを明確にしている人は本当に少ないので、いくら未来を作っても現状に押し戻されていく人ばかりです。

今回は、理想の未来を当たり前にするというお話をします。

 

コンフォートゾーンとは何か

まず、コンフォートゾーンとは自分の心地が良い場所や感情の範囲のことです。

なので人によってコンフォートゾーンは全然違います。これまでの人生で周りや自分からどれだけ制限をかけてきたかによって心地よい範囲がちがうのです。

世の中に簡単に借金出来る人もいれば、怖くてお金を借りることなど出来ない人もいます。

知らない人に道を聞くのをサラッとできる人もいれば、恥ずかしくて声をかけられない人もいます。

このように、自分の出来ることの範囲がきまっています。また、このゾーンは、その範囲のなかに押し留めようとしっかり働きます。

たとえば、テストでいつも80点くらいの人は、次のテストも80点くらいです。

しかし、もし次のテストで50点をとってしまえば、焦って勉強して80点くらいに戻すはずです。逆に面白いのが、100点をとった場合、自分の能力以上の結果だとかラッキーだとか思ってまた80点に戻ることが多いのです。

これは、ホメオスタシスと呼ばれています。つまり現状を維持する力です。

動物にも自然と備わっていて、恒温動物である哺乳類は体温を一定保つことが知られていますよね。体温だけでなく、たとえば犬や猫は体重を一定に保つよう本能的にコントロールしています。太りすぎると自然界では他の動物に襲われたりして生命の危険があるからです。

それと同じことが私達にも起こっているということです。

ダウン症の子との未来が良くないことが多いと思っている親は、それがコンフォートゾーンになっているので、うまく脳がそうなるように調整します。

実は、本音では良くない未来が多いほうが心地よいのです。支援があったり、国からお金が出たり、水道代が安くなったり、周りの人がサポートしてくれているからかもしれません。

そうでなくても、自分がものすごく苦労して人生をまるごと、家族ごと変えるのは大変だと思っているからです。

しかし、逆の考え方も出来ます。

必ず自分が楽しい未来が来る、お金もたくさんあるし、ダウン症の子とそんな生活で楽しく暮らしているというコンフォートゾーンを持つことも出来ます。

するとどちらが良い未来が来る確率が高いでしょうか?確実に後者です。

なので、もし今の生活で不安が多いとか、将来の子供の成長に恐怖を感じているのであれば、必要なことは「新しいコンフォートゾーンを作る」ことなのです。

しかし多くの人は目標をなんとなく作っては、日常生活を必死に過ごしています。

それは、あなたの脳にとって意味がないことです。ゴールが現実からかけ離れているのでその未来の臨場感がなく脳は自分には関係ないことだと無視します。

なので現状とは別の、過ごしやすい場所や楽しいと感じているコンフォートゾーンを作って、自分で未来の臨場感を高めることが大切です。

 

コンフォートゾーンを上手くつくるために

あなたが本当にほしい理想の未来はなんですか?それは超個人的なことでよいのです。

先程も言いましたが、コンフォートゾーンは人によって完全に違います。なので理想の未来が当たり前になるほど、それは実現します。

逆に、未来のコンフォートゾーンがないといつまでも現状の範囲を出ることができません。その結果、不安や不満が何年も続いていくことになります。

新しくコンフォートゾーンを作って、

「ダウン症の子とこんなことが出来ているのは最高に楽しい!」

「自分のやりたかったことを出来ていて毎日充実している」

「周りの人も嬉しく思ってくれている」

「子供も協力してくれていて、次の週末ドキドキしている」

と感じてみることです。

私の次男はダウン症ですが、上のお兄ちゃんは再来週の横浜ベイスターズの野球の試合を観に行くことをワクワクして、いつもその話題でもちきりです。

自分の理想と置き換えてみてください。未来がこのくらいワクワクでれば、自然と臨場感があがってきます。

あなたの脳は、そうならないといけないと勘違いします。すると、自然とそれに必要な行動に変わっていくのです。

なんとなく思っていては良くないです。本気でそうなる、そうなっていると思うことが大切です。

今が上手くいっていないと思っている人は、本気で思っていないからです。

私も人にコーチングするなんて昔は思っていませんでした。恥ずかしがり屋で小学校のクラスで手を挙げることもドキドキして出来なかったし、人前で何か話せば緊張して頭が真っ白になっていました。

それでも、コーチングをしよう、自分の経験を活かして多くの親の役にたとうと本気で決めたから自分のネガティブな面も気になりません。未来のほうの楽しみが上回っているからです。

 

脳に最高の未来をセットする

コンフォートゾーンを作るには本気で思うことだといいました。本気なれば、逆に今の状態が気持ち悪くなってきます。

実感としては、不満が多くなってきます。なぜこの状態でいないといけないのかと。

これは、いつもの愚痴と同じようでまったくエネルギーが違うものです。現状を維持しようとする愚痴は、自分のエネルギーを下げるものですが、

未来に対して現状に不満を持っている愚痴は、高エネルギーを発しています。

文句は言いつつも「~しなくていい」ではなく、「~になりたい」と無意識で思っています。

どうしても達成したい、やりたいこと、手に入れたいものがあれば脳は「そこ」に向かって動きはじめ、勝手に創造しはじめます。

なので、成功している自分の姿を明確にイメージしてみてくださいね。

その世界が最高に魅力的であれば、脳のゴールはそこにセットされます。

それは物欲でも、形がないものでも、ダウン症の子供との暮らしでも、自分のアイデアを形にしたものでもなんでも良いです。

別にくだらないものでもいいです。それがあなたにとって価値のあるものであればよいのです。

もしピンと来なかったり、目標を立てていても2,3日後に忘れてしまうようなものであれば、本当に欲しいものでない可能性があります。

未来でワクワクしている自分を創造してみてください。そして、それはすぐに思いつかなくても大丈夫です。

じっくりと自分は何か子供の頃から好きだったか、どんな経験が本当に楽しめたのか思い出してみてください。

理想を脳にセットして、未来のコンフォートゾーンを作ってくださいね。

 

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