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ダウン症の子との未来に価値はあるのか?

ダウン症の子供と一緒に過ごす未来はどんなものか不安になりませんか?その生活にどんな価値があるのか考えたことがあるかもしれません。

そもそもダウン症の子に価値があるのかとか、自分自身にも人に自慢出来るような価値があるのか不安になります。

しかし一体「価値」とは何でしょうか?

価値観が違うとか言いますよね。

価値とは、

  1. 人の役に立つこと(機能的な面)と
  2. 自分が嬉しい楽しいと思うこと(感情的な面)

この2つを満たしていることです。

たとえば、風邪をひいていて病院の先生から薬をもらえた。そういう仕組があるので価値があります。

そして、風邪が治って楽になっら、そこにも価値があります。

これが価値です。受け取った側が役に立って、嬉しいと思うことなのです。

ではダウン症の価値とは何でしょうか。

今回は、ダウン症の子との未来に価値はあるのか?という話をします。

 

ダウン症に価値はつくれるのか

価値とは、機能面と感情が揃って初めて存在するものですが、提供する人と受け取る人がいて初めて成立する考え方です。

これは因果の法則などと同じ考えで、因(原因)があるから果(結果)が現れるという考えです。

たとえば、仏教では縁起という考え方があります。

世の中のすべてはそれだけでは成立せずに、常に周りの中の関係性の1つだということです。お互いが関係しあって因果をつくるのです。

ダウン症で言うと、彼らは生まれ持った特徴があり、いくら病院に通っても根本的に治すことは現代医療では難しいです。ダウン症の病院では関係性が薄いのです。つまり、価値が十分ではないのです。

ダウン症は、遺伝子検査をして21トリソミーだとわかればダウン症の人となります。ダウン症の親はそのことを知っているので、親がそう言えば周りの人もそうなんだと思うと思います。

しかし、他の街の全然知らない人が、この子がダウン症かどうか確実に見分けるのは意外と難しいことです。ダウン症に劣等感を抱いているのは親の思い込みです。

というのも、ダウン症の特徴というのは、「筋緊張低下・知能発達の遅れ・合併症」など複数の要因で成り立っています。もちろん外見の特徴もありますが、本当に千差万別です。

親の要素をきちんと引き継いでいて、みんな個性もあります。

つまり、親同士の繋がりがあって初めてダウン症と認識されます。健常者も障害者も、周りとの関係性の中にあるのです。

ダウン症は関係性のある社会に存在しています。もちろん親子の間にも関係性があります。

これが縁起という考え方です。

ダウン症の子を育てることに価値があるのかと言われれば、価値は関係性の中にしかうまれないので、価値がある子育てと言われても、これですとは出せないのです。

価値は相手との関係の中にしか生まれません。周りとの親同士であれば、価値が見いだせるかもしれません。しかし、家族の中心である親子の関係性を追求したときに、

親子の関係で、子供がダウン症の場合、提供する側と受け取る側の意思疎通が難しい場合が多いです。

親が価値を受け取るとろうと思えば、子供が何か機能的にとかするのは難しいので、子育てに価値があるとか、ないという考えになってしまいます。

ではどうしたら良いのでしょうか?価値は自分が周りに与えるしかないのでしょうか。

自分が価値をきちんと受け取るには、現状そのままで、未来の自分との関係性を作ることです。

未来の自分から、「今の自分」へ価値を提供することが出来ます。

 

未来を決めつけない

ビジネスでも価値提供とよく言われています。

会社で良い商品を作ってそれを提供することだと思っています。

私のようなコーチ達も、コーチングスキルを提供出来れば価値が高いと思っています。

しかし、それをほしいと思ってくれる人や、受け取って嬉しいワクワクするような感情にならなければ価値はありません。

なぜなら、関係性がないからです。

商品を買ったり、コーチングやカウンセリング、セラピーや占いを受ける人は、自分の悩みの解決や理想の実現が、心動かされるほどほしいものです。

なので、自分で考えて一方的に価値として押し付けるものは、価値もどきであり、意味のないものです。

価値があるか無いかは、お互いの関係性の中に生まれるものです。そうであれば、ダウン症の子と一緒に価値を見つけるということではないのです。

子供に一生懸命、知能教室や筋力トレーニングに通わせても、人生を満たしてくれる価値は生まれてきません。

ダウン症も縁起の中にあります。縁起は子供と親だけではなく、自分の中でも作ることができます。

未来の自分が本当にほしい、嬉しいことを想像してみてください。本当に欲しいものであれば、それを今の自分に提供出来るようにすればよいのです。

ところが不安が大きいと大きな理想を考えることが難しくなります。今の生活を維持することに精一杯になるからです。

すると、思考の抽象度が低くなるので自分の未来についても、いままでと同じような決まった形やアイデアしか出なくなり、何か決まった型があると思いこんでしまいます。

未来を決めつけないと信じてみてください。

そして、理想の未来は、今の自分と、未来の自分の間にしかないこと、その関係性の中から生まれることを理解してくださいね。

 

理想の未来はどこにあるのか

多くの親は、今の自分が心地よい、自分にとっても子供にとっても良いと思えるスキルや思考で解決しようとします。

しかし、未来の自分が本当にほしいものを決めてください。

過去からの延長線上にあるものでは、現状嬉しいと感じている価値レベル以上にはなりません。

大きな視点で未来をみて、心のブロックを外してみましょう。お金があったら、時間があったら、子供が一人で買い物いけたら、なんでもいいです。今の心の「出来ない理由」を取ってみましょう。その空想はとても楽しいものですよ。

ダウン症の子供との未来の価値は、あなた自身の中にあります。子供との関係性ではありません。

理想の未来にいる自分との関係性を強めてください。

すると、私の人生の価値ってこれだと思えるものが見つかるはずです。そしてそこに子供も家族も一緒に連れて行ってあげましょう。

それこそ価値の高かった人生だと最後に思えるはずです。

 

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