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ダウン症とお金の罪悪感

 

ダウン症の子供と一緒に、望む未来を手に入れるには、自分のお金の罪悪感を知ることが大切です。

なぜなら、理想の未来にはお金が必要なことが多いからです。

無料でなんでも生活が良くなればよいですが、ダウン症の子と暮らす環境では、自分が正しく成長して子供を支援したり、

自分の目標を達成する必要あります。

なのでお金を上手く使えないと、やりたいことがあっても先に進めなくなる状況を作ってしまう。それはもったいないですよね。

多くの人はお金に罪悪感をもっているので、自分の給料の範囲だけで考えて行動が止まってしまいます。

今回は、お金の罪悪感がダウン症の子との未来にどう影響があるのか話していきます。

 

ダウン症の子の将来にお金がかかる

子供が大きくなって、自力で生活出来ればよいのですが、そういう未来は現実的に難しいと考えている人も多いです。たしかに金澤翔子さんのように一人暮らしを出来る方もいます。ただ多くの人はそうではない可能性もあります。どれだけ子供が社会に適合出来るように、家族意外の人間関係を気づいたりする必要があります。

また、必要なのは収入がなければ施設に入っておくことも、食べて行くことも出来ません。とくに親が死んだ後の子供の未来が心配です。

なのでお金を残して上げたりする必要があると考えるでしょう。

そこで、労働収入を貯めておかないとマズイなと漠然と考えます。自分にたくさんお金を使ったり、逆にお金を増やしたりしようと考えたりはしません。

すると、お金ではなく、不安がどんどんと積み上がってしまうのです。本当はお金がほしいのにコツコツ貯金したりします。お金が出ていくことが不安になります。

なぜならお金に罪悪感を持っているからです。

 

なぜお金に罪悪感があるのか

罪悪感の根本は、「良いと悪い」「善と悪」「光と影」のように分けて考えることが原因です。つまり正しいことを悪いことと思う価値観です。

ダウン症の子は成長が遅いと悩んでいるとします。周りの子と比較して、同じように成長しないと幼稚園で迷惑をかけると思います。でも、ダウン症は病気ではないので、その成長が正しいのです。そういう特徴であり、それを受け入れて改善していくしかないのです。

このように考えておかないといつもどこかで、何かと比較して、そのたびに罪悪感が発動します。

すると、怒りが出たり不安でイライラしてきます。

この感情のもとは、罪悪感であることは多くの人は気づくことができません。

こういった罪悪感を超えて行かなければ、お金の不安も、その他の育児の問題も解決しません。

なので、今将来のお金のことで漠然と悩んでいる人は、価値観を変えていかなければなりません。

 

お金の価値を変えていくと上手くいく

ダウン症の子供の育児や生活のためでなく、自分のことにお金を使うのに抵抗があるかもしれません。エステやマッサージに頻繁にいったり洋服を買いまくったり無駄遣いをすれば、家庭内で問題になるかもしれません。

ただ短期的な欲ではなく、自分の本当にやりたいことや夢、大きな目標を持っていたらそこにお金をかけることは正しいことです。

ダウン症の育児では、子供が好きなことをやらせてあげて、その環境を作ってあげることが大切です。自分の価値観のものさしではなく、子供の基準に合わせてあげることです。正しいか間違っているかは子供が決めるからです。

その時に自分は子供に完全に癒着して、決まりきった価値観を押し付けると、うまく子供が言うことを聞いてくれない場合、すぐに罪悪感が出てきます。なので、親こそが自分のやりたいことをやって子供を一緒に引っ張って行く感覚が必要です。

そのために子供ではなく自分にお金を使うことです。

 

お金の罪悪感を捨てる

会社からお給料を貰っている人は多いです。どうしても、給与で生活している期間が長いと自分のお金を使える範囲の上限は給与くらいとなります。上限がそこなので、自分にお金をかける範囲も自然と決まってきます。

そういう人は、お金を儲けたり、たくさん手に入れるのは悪いことだという罪悪感があります。マスコミや世論は、労働者は労働者でいてほしいので、生活費以上に多くのお金を手に入れる情報を出しません。逆に、贅沢せずに生活しなさいと教えられてきました。

しかし、本当は、お金はあっても無くても幸せなのです。

その時、ダウン症の子と一緒に幸せを求めるのに、自己成長を目指すのにお金をたくさん手に入れておくというのは正しいのです。

ダウン症の子との生活を変えたいと強く思っているなら、自分へ投資する金額も変えていかなければなりません。逆にお金を手に入れていく気持ちが必要です。

お金が給与以上に増えていけば、悩みは小さくなるかもしれません。

たとえば、ダウン症の子と親の子離れが難しいことがあります。子供の事は私が一番知っていて、守ってやれるのは自分しかいないと思いこんでいる親はたくさんいます。これでは親も子供も自立することが難しく、地域の輪からどんどん離れてしまいます。

そこで、やりたいことを実現すると、親が自立できるため子供からの子離れも早くなります。子供も自立が進むのです。

このように、自分の中でお金の罪悪感を知って、それを上手く利用出来れば、理想の未来が近づいてきますよ。

 

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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