ダウン症の子がいなかったらどんな人生だったのだろうかと考えますか?
別の人生があればもっと充実していたのかと思ったりするかもしれません。ただ、いいも悪いも自分の捉え方1つです。
ダウン症の子供がいない人生を想像するかもしれません。でもダウン症の子がいてもその想像を超えていくことは出来ます。
今の生活は子供が生まれた時、その瞬間の過去からの延長線上にいるのです。そうではなく、逆に未来から今を作ることであなたの常識を超えていけます。
今回は、ダウン症の子が生まれる前に想像していた理想の人生を超えていく方法についてお話します。
過去ではなく未来が正しい
子育ても勉強も、料理も運動も過去の知識や経験があるから、次の行動はこうしようと計画を立てますよね。
過去を起点に考えていて、上手くいくこともあります。たとえば、あのお店は安く良いものがあったからまた行こうとか、Aさんは話しやすかったからまた相談しようとか、過去の上手くいったことはどんどん今に引き寄せようとします。
一方、過去に上手く行かなかったことは、これもまた、自分の中に止めようとしてしまうのです。なぜなら、脳が注意を払うように、危険だよとあなたに教えてくれるからです。しかも何度も繰り返し教えてくれます。生命を維持するために危険を回避する必要があるので本能的にネガティブなことは、何度も頭をよぎるものなのです。
そうすると、過去のことは、良くても悪くてもいつも心に思い出させるような仕組みになっています。つまり自分の常識を作り出すもとであり、コンフォートゾーンと呼ばれています。
このゾーンは自分が行動できる常識の範囲を決めてしまいます。もしあなたが、人にお金を貸すことに嫌悪感をもっていたら、簡単には貸すことが出来ませんよね。これは自分のゾーンです。世の中には人にお金を貸すことを喜びに感じている人もいるはずです。自分の過去が自分を決めてしまっているのです。
そうであれば、過去ではなく未来から考えて見るのが良いです。
ダウン症が生まれた過去からではなく、子供と一緒にいる、最高に幸せな未来から考えてみましょう。
未来から考えたほうが自分の常識の制約が外れるのです。
障害がある子供との生活は楽しいことばかりではないはずです。大変なことが多いでしょう。だからこそ、普通のこれまでの常識では通用しないことは想像出来るかもしれません。
自分の常識を超えて、新しい出会いや気付き、自分のマインドを変えていかないと本当の幸せにたどり着けないかもしれません。
脳は思ったことを実現しようとする性質があります。
緊張して良くないことを想像すればするほど失敗します。そんな経験ありませんか?思い出してみてください。
逆に未来の良いことを想像すれば、脳はそれが現実と勘違いするのです。
理想の未来のイメージが高まれば高まるほど、そこに行くためにどうすれば良いか考えはじめます。すると思ってもいない方法を思いついたりして行動に繋がっていくのです。
未来がいつも正しいと信じて、望んでいることを想像してみてくださいね。
今日から未来を作る
子供が生まれる前はどんな将来を想像していましたか?
笑顔溢れて、少しお金や嫁姑問題とかで大変だけれども豊かな生活をイメージしていましたか?
はっきりとこんな未来!というのは無かったと思います。たぶん漠然としていたとのでは?
多くの人は、明確な未来を作っていません。漠然と生きているのです。なのにダウン症の子供が出来たら急に未来が不安になってしまいます。
それは当たり前で未来を決めていないので、不安だけが残るのです。なので、理想の未来を今日から作りませんか?理想と現実のギャップがあれば、それを解決しようと思考しはじめます。
そのために、本当にそうなりたいという未来を作ることが大切です。
私は、30歳の時、35歳までには英語を話せるようになる、海外で生活すると未来を決めました。過去形も忘れていた自分からしたらかなり無謀な計画でしたが、その三ヶ月後には会社の制度を利用して海外に赴任していました。
未来を決めることで、その理想を実現する仕組みが見えてきます。
新しい常識のエネルギーを手に入れる
あなたが楽しいと思うこと、好きなことを未来で実現してみてください。子供がどうではなく、自分一人が幸せに感じることです。
他の人に遠慮する必要はありません。もちろん子供にもです。相手に合わせるのではなく、自分の楽しい人生に他の人を巻き込むイメージを持ちましょう。
すると、未来の自分のコンフォートゾーンが出来ます。今の自分のコンフォートゾーン=常識とは違うものです。
その違いが大きいほど、その未来へ近づくためのエネルギーが出てきます。プラスのやる気です。ここは凄く大切で、プラスのエネルギーをたくさん貯めるほど、まるで輪ゴムを引っ張るように毎日が充実します。
怒りや不安、不満、疑心ではないです。それは過去からやってきます。徹底的に過去から遠ざかっても良いくらいです。