
]あなたはダウン症のお子さんが生まれた事をなかなか周りに打ち明けられず、悩んでいませんか?
特に友人や会社の同僚、上司といる時に、子供の話題になると誤魔化して会話をしていることもあると思います。
私の次男はダウン症ですが、同じような悩みがありました。
なかなか周りに言い出せない時期が長くありましたが、今では気持ちがマイナスからプラスになっていると感じています。
なぜそうなってきたのかというと、「自分の価値」に気づいたからです。
自分の人生を子供のためだけにとか、子供の人生を背負ってとか考えると頭がいたくなります。もしそう思ったら、自分のやりたい事は何のか考えてみましょう。
もし何も思いつかないとしたら、それは罪悪感や劣等感がココロの中にあるからです。
今回は、ダウン症の子供の事を周りに言えず悩んでいる人の解決方法について話してきいきます。
勇気がたりない。会社に報告出来なかった
私自身、会社に子供がダウン症だという事を報告出来ずにいました。
子供は病気がちだ、と伝えたりしていました。
子供の事を聞かれた時は、心拍数がドキドキ上がって自分が何か悪いことをしているような感覚に襲われたこともあります。
もうこんな事は止めたい、話して楽になりたいと心底思っていました。
でも話したり報告したりする勇気がなかったのです。
それに、周りから気を使われるのが嫌だったし、何より周りの健常者と違い障害者が家族に居るという劣等感が大きかったです。
劣等感は、他人が言われたことがすべてのように感じ、その発言が世の中のすべてのごとく考えてしまうことです。
これは認知行動療法でいうと「一般化」と言われています。
そして、障害者に対する完全なネガティブなイメージを持つことで、悪いという「レッテル貼り」をしてしまいます。
私もあなたと同じ様に障害者を持つとは思ってもよらなかったです。
ダウン症の特性として、知的障害や外見に特徴がある事から周りに受け入れられないとか、怖がられるとか、常に変な目で見られるなどの恐れがあります。
今の世の中ではそういった認識や偏見があると強く思います。
それも私たちが長く様々な人やメディアから影響を受け続けてきた、レッテルでもあるのですね。
多くの場合、これまでの人生で影響を受けきた固定概念に支配されています。
私はこういった考えを一つずつ見直し、自分の価値観を広げたり、変えたりする事で自分が持っていた劣等感を、変えることが出来ました。
会社の上司や同僚、友人に報告する必要があると考えているなら、それは、報告する必要ない事かもしれません。
まず、報告するという事自体の方向が間違っています。
障害者だけが特別で、何か違う世界の生き物だと認識している証拠です。まるで馬やワニなど飼育するのに特別な許可が必要な動物を飼うかのような感じです。
確かにダウン症の子は可愛いです。
]成長が遅いので、まるで実家で飼っている大好きな犬みたいです。こんな事をいったら怒られるかもしれません。でも可愛いです。
こういったことを、誰かに理解してもらったり、許可をもらったりするものではないです。
あなた自身も一つの人格だし、ダウン症の子供も一つの人格があります。
個人をきちんと認めてあげることが大事になってきます。
相談は友人ではなく自分にする
多くの人は、周りの人に相談が出来ずに悩んでいるかもしれません。
または、相談すれば気が晴れるとか、解決するかもと思っています。
しかし、ダウン症のお子さんを個人としてきちんと認識したら、周りに相談する必要はありません。
それにはまず、自分の自己価値を見つける事です。
自分の価値観は、はあなたが一番知っています。
子供の頃に楽しかった事、夢中になった事を思い出してみましょう。あなたも昔、自分の好きなことがあったと思います。
例えば、基地づくりや工作、部屋替えやスポーツ、何か集める事だったかもしれません。
そこから自分の本当に好きだったことを探してみてください。
こういう時に嬉しくなったり、気分が上がったりするとかです。
そういった感情の中に自分の本当にやりたいことが含まれていたりします。
多くの人は、子供の頃を好きだった感情を殺して生きています。それは自分以外の価値感を沢山取り入れて来た結果です。
自分がやりたい事は何なのか?
これを考え直す事で、今の常識から離れて、自分が人より出来る事や違った強みに気がつけるし、新しい想像もできるのですね。
自分の価値に気づければ、子供の事もより可能性を感じられるはずです。
自分の人生をすべて、子供のためだけに捧げると考えるのは重いですよね?
なので、まず自分に相談してみてください。
自分ひとりでやるのが難しければ、周りの人を使ってみるのもいいですね。
個性をどうやって活かすのか
劣等感や罪悪感とは、心の問題なので正しくマインドセットしていく必要があります。
私は、マインドセットを整える事で、無駄な人間関係が無くなっていきました。
自分の個性を知れば、人と比べる必要がなくなります。
自分は自分で良いと考える事ができ、周りのいろんな価値観に囚われる事がなくなります。
ダウン症の子供の事でも、会社に相談とか申告とかどうでもよくなり、悩む事もなくなります。
自分の価値観に近い人に、悩みは共有すればいいし、自分に相談してもいいのです。
子供の可能性は、その子のやりたい事です。
あなた自身のやりたい事も同じくらい、止めないでください。
そこに個性がありますし、あなたも子供の頃を思い出すと分かると思います。
自分の世界を持つことを意識してみてくださいね!