ダウン症の子がちゃんとご飯をたべてくれないんです。
確かに私の次男もダウン症ですが、偏食がちです。親からすれば子供にきちんと栄養のあるものを食べてほしいですよね、野菜とか。
でもそう簡単にはいきませんし、何も食べなくてアイスだけで終わる日もあります。
すると、
- 「ちゃんとご飯をたべないと死んでしまう」
- 「他の子は食べているのに成長が遅れる」
- 「せっかく作ったものが間違いだったんじゃないかな、、」
- 「一体何がだめだったんだろう」
- といったネガティブな言葉が頭を駆け巡ってきませんか?
ただ、これらはどれも正しい思考になっていないです。
もちろん子供が、一生同じものを食べるのはよくありませんが、自分を責める必要はないです。どういった考えに変えていけば子供と自分の間に緩衝材をいれていけるかお話します。
完全な失敗は無い
ちゃんとご飯を上げないと死んでしまうとか、ダメな子になってしまうというのは、「全か無の思考」です。
まず、一時的に上手く行かなくても、最悪のことを考えてしまうことがあります。
すると死んでしまうとか、体が弱くなるという発想になってしまうでしょう。
ダウン症の子育ては経験で情報もなく不安が大きえれば、未知の恐怖として、脳はそれに対応しようと不安を最大化してしまいます。
それで、1か0で考え始めてしまうのです。
つまり、完全な失敗は無いと認識することが大切なのです。
作るメニューが全部悪い訳では無いし、もしご飯をちゃんと食べてくれなくても失敗ではないですよ。子供はお腹が空けばご飯を食べますし、もし続くようであればその時のために対策を考えておけば大丈夫です。
まずは自分が「全か無の思考」になっていないか気づくことです。
気づくことが出来れば、考え方も変えていけますよね。
感情を優先していませんか?
一体何がダメだったんだろうと、自分に反省したり思い込んでしまうのは、「感情を決めつけている」からです。
自分が勝手に決めつけた憂鬱な感情は、目の前の現実にリアルに反映されていると思い込んでしまいます。
あまり良い結果が出ないと思い込んでいれば、その結果ばかりを注目してしまいます。
何がダメだったんだろうと思えば、ダメなことばかり探してしまうでしょう。それではあまりにも辛くないですか?一生懸命子供ののために作ったはずです。今日は子供がこんな気分だろうと想像して、メニューを選んだはずです。
でも結果、あまり口に運んでくれなかったり、ご飯を投げたり、口を手で塞いで拒否されると嫌な気持ちになって、がっかりするかもしれません。
でも、ダメだと思えばすべて的が外れいて、ダメな私と感じてしまいます。子供のことは何も分かっていないんだとか、完全に悩む方向がずれてしまうのです。
その瞬間の感情を優先してしまうと、良くない方に流されてしまいます。
なので、ダメなところもあったけど、良いところもあったと考えてみましょう。ちゃんとご飯と毎回用意することは凄い事だし、子供はママに甘えているだけかもしれません。
特にダウン症の子は、意識を切り替えるのが苦手です。
少し時間を置いたり、気持ちが切り替わったのを見計らってチャレンジするのも手ですよね。
感情に流されそうになったら、自分のネガティブな思考がすべて現実になるわけではない。現実は自分で変えられると思ってください。
すると、ちゃんとご飯を食べてくれない時期が続いても、色んな解決策を考えることが出来ますよ。
まとめ
今回は、自分の感情の思い込みについてお話しました。
子供の悩みを自分が大きくしてしまっているかも知れません。それは、あなたの自動的で勝手に頭を過る感情に気づけないからです。
ちゃんとご飯を食べなくても、完全に悪い子だと思ったり、自分をダメな人だと思いこむこともあります。
思い込みに気づいていくと、ネガティブな思考に囚われなくなります。
すると、上手く行かなくて少しイライラしても迷いなく自分で、次の手を考えて行けるようになりますよ。