今回はダウン症の親のエゴが幸せに繋がるという話をしたいと思います。
障害者の親は、ネガティブな思考が非常に強いと思います。もちろんそうでない人も沢山いますが、自分と同じ人生を歩めないと感じるとどうしても不安が大きくなりますよね。
不安とは未来のものです。過去は通り過ぎているので不安という要素はないですよね。未来が不安なのです。
では、未来をどう変えたら不安な感情が下がっていくのでしょうか?
ひとつは、ネガティブな思考を持っていると非常に大きなエネルギーを失ってしまいます。ネガティブをやめて自分の本当にやりたいこと、つまりエゴを求めて行動したり考えたりするのが一つの方法です。
エゴとはなに?
エゴは、社会的価値観を超えて自分の価値観を守ろうとする気持ちです。
利他的(りたてき)、利己的(りこてき)と言われたりしますが、相手の好きなことや、大切なものを守るために利益を優先すると考えることです。
エゴは、利己的考え方で、自己中心的だったり、世界は自分を中心に回っていると思っていませんか?たとえばエゴイストやエゴサーチなんかも一般的に使われていますよね。
なんかあまり良くないイメージもあります。
ラテン語でEGOとは、「本来の私」という意味があります。
エゴは私自身、本来の私なのだから、それは否定するべきではないものです。逆に自分のエゴをきちんと知ることが大切ではないでしょうか?だって、自分のエゴを知らなければ相手のエゴばかりを相手にする事になります。
本来の自分を知って、きちんと思いを発散させる方法に、ゲシュタルト療法というものもあります。それほど、自分の欲を深く知ることは大切なんです。
精神学者のフロイトは、人間は「①イド」「②スーパーエゴ」「③エゴ」の3つからなると言いました。
①「イド」とは、脳にある本能の部分で、性欲、食欲、最近は、睡眠欲や集団欲などとも言われています。イドは、本当に精神が疲労しているときに現れます。
②「スーパーエゴ」とは、子供の頃から身につけた社会的な理念です。
そして、③「エゴ」は、「イド」と「スーパーエゴ」の間で、理性と欲をコントロールしています。もし自分のエゴを上手く活用出来ていなければ、極端な社会性を重んじるつまらない人生になってしまうでしょう。
でも、それを気づいていない人も沢山いるかもしれません。
エゴが力になる
エゴと聞くと多くの人は、良くないイメージがあると思います。自分勝手だったり思ってることを話して相手に嫌な気持ちにさせたりとかそういう気持ちがあるかもしれませんねでもエゴが全て悪いわけではありません。
エゴのイメージがそうなのは、社会的に抑制されている証拠です。労働者にはエゴを出さず文句も言わず、真面目に働いてほしいのです。それは労働者を作り出す今の学校教育のシステムが起点にもなっています。
自分の欲を押さえて、他人と強調を重んじなさい。という意識は自分を苦しめていませんか?
本当のエゴは、自分の気持ちを高めたり自分を嬉しくしたり、最高に楽しくしたりすることが出来るからです。
なのでエゴをうまく使って自分の未来を上手に作る事が出来ます。幸せにする気持ちを高めたり、自分の心を整理したりということに活用出来る事を知ってください。
成功法則を捨ててエゴをうまく取り入れるには?
ダウン症の親は、子供の将来が不安でネガティブな思考が多く占めていることもあります。
なので逆に自分に対して甘やかしたり、自分のやりたいことをやる時に、躊躇してる場合が多いです。
なのでエゴを取り入れてみましょう。多くの成功している人だったり、自分のやりたいことをやっている人は沢山います。普通に芸能人だけでなく一般人にもたくさんいますよね。
そうした人達っていうのは自分のエゴにやり素直にしたがって生きています。それはエゴを肯定するということです。もちろん他人に迷惑をかけて良いわけではありませんが、自分のエゴが人を幸せにすることも出来ます。
あなたは、今日一日何か行動する時に、自分の価値観をフィルターにして会話したり、思考しています。お友達と話をする時でも、相手の体調や格好、雰囲気を気にしながら会話していませんか?利他的ではなく、利己的(エゴ)を意識して自分を出してあげれば、本当に話したいことがスッーと出てきますよ。
やりたいことでないと続かない
やりたいことが沢山あったても、続かないことが多くありませんか?
なぜなら、それは本当にやりたいことではなかったり、他人に気を使っていたりして、本当の自分のエゴに対してのやりたいことではないからです。
自分のやりたいことは心の中にあります。自分のエゴをもう一度見て、みてどんな事を思えば自分が本当に気持ちよくなったり、嬉しかったりするのか、ワクワクして楽しくなるのか考えてみてください。自分のやりたい事でなければ、継続するという習慣が出来ないのです。
人はいつも脳でイメージしたことを優先的に行動に移したり、体が反応します。ダウン症の親はネガティブな思考が多いかもしれないと言いました。しかし、それは全然悪いことではなく、安心安全を維持するために本能が勝手に想像させているのです。
そうであれば、自分のエゴについて考えてみて、自分の幸せを増やしてみてください。
エゴは、悪くないです。あなたそのものなのです。その幸せは自然と周りに伝わっていきますよ。