ダウン症の子育て

ダウン症の子供が窓を開けて大声で叫んで迷惑になり困っています。

子供って声を出すのが好きですよね。次男はダウン症ですが、「おしり、うんち!」と連日連呼してます。

お兄ちゃんは普通な感じですが、同じように幼少期は

「おしり!ち◯ちん!」を連呼していました。

それでも家の中であればいいのですが、洗面所から20センチくらいの高さのある台を寝室に凄い速さで運搬し、颯爽と窓の鍵をあけて、マンションの10階から大声で「カラスのおしりいいい!」と叫ぶのです。

こういった行為は、近所に迷惑だとか、うるさいとかイラッとして怒ってしまいそうになるかもしれません。

でもそうしなくても大丈夫です。

子供は理由があって叫びたいはずです。たいした理由ではないかもしれませんが親の常識を外してそっと聞いてあげることが大切です。

 

叫んでもいいと許可する

子供は叫んではいけないと思っていませんか?

例えばレストランで子供が騒いでいる時に、「静かにしなさい!」と両親とも怖い顔をして、ピリピリしたテーブルを見ることがあります。

そんな時、私は、元気のいい子だなとボカーンとして聞いています。子育てしている人は解るはすですが、子供は言いたいことをいうし、大きな声を出すし、それで成長していきますよね。

つまりレストランで大声だしても当たり前だと思って聞いています。

だったら家の窓から大声を出しても当たり前だし、逆にその内容が気になります。

しかし、そう思っていない人も沢山います。子供は大声を出してもいいと思っている人もいればそうでない人もいるのですね。

どんな事もそうですが、あなたと反対の常識を持った人が沢山います。見えてないだけなんです。

もし、子供が大声を出して、感情が乱されるなら

それは思い込みがあります。ただの思いこみでなく幼少期から続く思い込みです。

子供時代に親や周りの人から受けた価値観です。人に迷惑をかけてはいけないし、大声を出すことは悪いことだと思い込んでいるからです。

いやそうはいうけど、それはモラルの範囲でしょ?一般常識だし。と思うかもしれません。

しかし、そんなことはありません、大声を出す人は沢山います。

たとえば、芸人は声をだすタイプの人がいます。ある番組でみたら日常生活でも同じようでした。会社の上司でいきなり大声で怒鳴るひともいます。カラオケが大好きな人は大きな声をだしているでしょうね。

大人の常識を子供に当てはめるのではなく、人としての常識を大人に当てはめた方が世の中良くなるのでは?と思ってきました。そしたらみんな平穏に暮らせるのではないかとも、、

つまり、何が言いたいかというと、、

子供でも叫んで良いと自分に許可をしてみてください。

子供が叫ぶのが当たり前という常識が自分の中に出来ると気持ちも変わってきますよ。

 

思考レベルを幼児レベルまで落とす

子供が叫ぶのには目的があります。

普通の親というか大人は、結構抽象度の高い生き物です。

いろんなドラマをみてもそれが、感情を揺さぶりまくるような韓国のドラマか、間を大事にする感じの日本ドラマかはなんとなく区別していますよね。

共通点をくくって、まとめることが出来るのが抽象化してるということです。

子供は逆により具体的なものでくくってきます。

ドラマで何人死んだとか、主人公の能力とか、とにかく具体的です。

そうです!子供が叫ぶことは具体的過ぎて大人にはいまいち理解出来なくありませんか?

なので、子供目線まで思考を下げてあげて寄り添ってあげてください。叫んでる子供の隣でほっぺをくっつけて横目で、子供の目を見てあげましょう。

そして大切なポイントはあなたも子供と一緒にリピートすることです。

内容がよく解らなくても、一緒の気持ちになってみてください。私達はダウン症ではないので、次男の本当の気持ちや思考の仕方はわかりません。でも理解しようと思考レベルを子供目線に落として初めて解ることがあります。

変な言葉を発するのはただの子供の中のブームかもしれません。

最近の子供の行動から、いろんな事が想像できますよ。

もちろん、支離滅裂な叫びで、それを聞くのも大変な場合もあります。そんな時でも少しの時間寄り添ってあげることが大切なのですね。

子供が何か新しいことを人生で発見したかもしれません。もしそうであれば、どんなものか知りたいという気持ちをもつことが出来れば一歩子育ても進むはずです!

 

周りからクレームがきたら良い機会と考える

窓を開けて叫んでいると、近所迷惑になりますよね、、

それで悩むかもしれませんし、仕方ないことです。

うるさくてクレームをマンションの管理事務所に入れられたり、直接怒られるかもしれません。

しかし、それはあなたか想像している良くないケースのひとつです。周りの人は私のように元気だなとか、事情を知っていれば、大変だけど頑張ってるねとか思っているかもしれません。

なのに、自分は良くないと思い続けていると、子供に感情を向けてしまうことになります。

感情がでても自分から切り離すのが幸せになる秘訣ですが、それをそのまま子供にぶつけてしまってはマズイです。

なので、叫んでもいいと受け入れて、もしクレームがきたらその時に最善の対処をしましょう。

そんな場合は、自分の気持をみんなに知ってもらう、良い機会になると前向きに考えてみましょう。

すると、今まで以上に近所と関係が良くなったり、協力的になってよい生活環境になりますよ。

 

まとめ

今回は、子供が叫ぶ時の対処法についてお話しました。

別に窓から叫ぶパターンでなくても、どこで叫んでも同じです。

子供は叫んでもい良いと自分に許可をすることから初めて見ませんか?

そして、子供の思考を具体的に知るために、幼児レベルまで退化させてみてください。子供の日常を思い出して何を伝えたいのか、何が楽しいのか、何を発見したのか一緒に考えるタイミングです。

そう思えたら、あとで近所の人に怒られても、自分の思いをきちんと伝えられてうまく和解できたり、いままでよりも協力的になってくれるかもしれません。

少し自分の常識を帰るだけで、新しい発見があるでしょう。

すこし迷惑だという気持ちを緩めると、アタタしいことが発見できます。

それが嬉しい楽しい未来に繋がると良いなと心から思います。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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