
自分のコンフォートゾーンとは、心地よくて呼吸も乱れず、何の抵抗もなく生活したり仕事したり過ごせる範囲のことです。
今の状態に満足している人は良いのですが、何か変えたいと思っている人はこのコンフォートゾーンから出る必要があります。
出れない人は100%最終的に何も変われずに死んでいきます。
なぜコンフォートゾーンを出ないといけないのか
コーチングでは良くコンフォートゾーンの話が出ます。それは理由があって、コーチングでは理想の未来を作ることが重要で、そのために成功している未来の安全・安心の居場所を作る必要があるからです。
- 未来の上手くいっている自分、なりたい自分
- 現在の上手くいっていない自分、変えたい自分
今と過去を比べて、どうしてもこのギャップを埋めるためたい、どうしても未来が良いんだ!となれば初めて未来のコンフォートゾーンに移動できるからです。
なので未来へ移動するために、これまで大事にしてきた今のコンフォートゾーンにさよならをしないといけないのです。
私自身も長きの間、自分のゾーンにいました。収入も普通にあったし、幸せな結婚や周りとの付き合い、普通にテレビを見て、飲み会でもして世間話をしていたのです。
しかし、次男が障害者のダウン症で生まれたことでコンフォートゾーンがグニャグニャと変わりました。
普通の家族が行くべきだと思っていた場所は、心苦しく周りの目線も気になってしかたなかったのです。そこはアンコンフォートな場所で、居心地が極端に悪かったです。
行く所すべてが暗黒の闇で、居場所はなく現実も頭の中の空想もさまようばかりでした。
どうすればダウン症のことを気にしないようになれるかとか、周りを変えるにはどうすればいいのかなど考えていたのです。
しかし、そんな自分には、まず自分自身を知ることが大切だとコーチングを勉強したり、マインドセットを学ぶことで気づいたのです。
そして、理想の未来をきちんと成功者にならって作り上げることで、今のコンフォートゾーンを少しづつ出ることが出来ました。
心はずっと穏やかになります。
また、未来のコンフォートゾーンは周りの人とも凄く良い関係を気づけていて、「愛と調和」が実現した世界になります。
あなたのことを否定する人はいませんし、自分も他人を否定する気にもならない。そんなコンフォートゾーンはどうですか?
コンフォートゾーンをどうやって知るのか?
現在のコンフォートゾーンはどうやって知ればよいのでしょうか?
ソーンにも気持ちや人間関係などありますが、その起点となる場所について考えてみたいと思います。
それにはまず、自分が何かやることがある場合に「やりたいことを集中できる場所」を見つけてください。
例えば最近、仕事をリモートでする在宅ワークが進んでいます。
その悩みといえば効率的に仕事が出来るのか?生産性が上がるのか?と言われています。
私は単純ルーチンワーク作業以外の多くの人は精算性はあがらないと思います。
それは、自宅がコンフォートゾーンでないからです。
なぜなら、人生のほとんどを費やして毎日している仕事のコンフォートゾーンは職場にあるからです。つまり、
- 上司に管理されていたり
- 友人とくだらない会話をして気分を紛らわしたり
- みんなが平等に労働している姿をみたり
その雰囲気に囲まれていたほうが安心するのです。周りに聞ける人がたくさんいたり、仕事のトラブルが発生したときは顔をみて共感できる所にいることが安心・安全のコンフォートゾーンなのです。
家にいると家族や他の誘惑があり、仕事が手につかず集中が切れてしまいます。
会社で働いているということは、給与がありそれで生命が維持出来ている安心があります。それは自分がやりたいことなのです。
なので「やりたいことを集中できる場所」を見つけて、自分がどんなコンフォートゾーンにいるのか調べてみてください。
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暗黒コンフォートゾーンが突破口
自分のコンフォートゾーンが分かったら、次はそれを抜け出す方法を知ってください。
未来から作ることもあるのですが、そうではなく次は自分のコンフォートゾーンの外にある、ネガティブな感情を探って行きます。
それは、以下のようなものがあります。
嫌なこと、恥ずかしいこと、無理だと思っていること、苦痛を伴うこと、吐き気がすること
この中に自分の殻を破ったり、大きく成長したり自己変革できる種があります。
それは自分が本当に出来ないことではなく、出来ないと強く思い込んでいることだからです。
これらは危険・不知なのであなたにとって危害を加える対象と脳が判断しています。
たとえば、
- 大勢の前で話す
- 自分から告白する
- 人に自分の弱みを言う
- ハーフマラソンに出る
- 初対面の人にコーチングをする
- 上司に反論する
など行動すると負の感情に包まれたり、相手から何かの形で口撃されると信じ込むようなことです。
理想の未来を想像し、その未来を実現するために上のような手段がもし必要だったらどうしますか?
答えは、それを実行することです。
苦痛を伴わないと、強力頑固で少し押しただけでは微動だりしない現状のコンフォートゾーンからは出ることが出来ません。
するとアッと言う間に現状に引き戻されて、何もなかったようにいつもの日常が始まるのです。
他人のコンフォートゾーンを取り入れて豊かになる
そうはいっても自分では気づいているようで、気づけていないことも沢山あります。
たとえば、友人や同僚、ママ友でも「~出来るってすごいね」とか「いつも~するの上手だよね」というようなことありませんか?
自分が気づけ無い価値観に他人の行動から気づいた場合は、それを取り入れて自分がどこまで出来るのか試してみると良いです。
ダウン症の子育てでも、同じように周りの同世代を見ると、自分の子が嫌がっていたりすることも平気で出来る子もいます。
虫に興味を持っている子がいたり、話すのは早い子、指先は得意、数字が好きなど千差万別です。
私のダウン症の次男は、目が良くて高い所から大ジャンプできます。また、いつもキスしてくれたり、腕立て伏せのおもりになってくれたり、かゆい所をかいてくれます。
理想の未来へ行こうとしたら、相手のコンフォートゾーンを知って取り入れていく必要もあります。
暗黒面を乗り越えるだけでなく、価値観を取り入れていくことも同じくらい大切です。
そして最も大事なことは、子供のコンフォートゾーンではなく、親のゾーンを変えているということを意識しながら継続することです。
コンフォートゾーンを出ることは容易ではありません。
しかし、きちんと自分と向かいあって、上手くいっていない自分を知ることが大きな一歩になると信じてください。