人生には大きな喜びもありますが、痛みも伴います。
喜びはほんの一部で、多くの時間はめんどくさかったり、手間だったり、やりたくもないようなことばかりだからです。
それでも日常が楽しいとか、やりがいがあると思うのは、その一瞬の喜びが日々のルーチンワークを超えて、強烈に脳の記憶に残るからです。
それは、周りから求められている事をしたからだったり、
逆を言えば決して他人では出来ないような愛を、本人が与えているからです。
人生に行き詰まっていませんか?
上手くいかないことがあるのだとしたら、それは与えずに貰おう、貰おうとばかりになっているからなのです。
親は何かを貰おうとしてばかりになっていないか
現代の人は情報に溢れた世界で過ごしています。テレビやインターネット、SNSで情報を手に入れるのが簡単な時代です。
今の人は、平安時代一生分の情報を1日で取り入れてると言われています。
そのくらい他人から情報を貰うことが当たり前になっています。
情報だけでなく、ものもコンビニで24時間、簡単に手に入ります。
なので、理想の未来も簡単に手に入るだろうと勘違いします。
すると、安易に宝くじを買ったり怪しげなインターネット商品を無意識のうちに発注しています。
簡単に手に入ったり、すぐ貰えるものはあなたの人生に大きな影響を与えることは出来ません。
クレクレしている間は、何も変わらないのです。
それは、心が時代に合わせた変化することを拒否しているからです。
努力せずに楽に成果を得ようとすると必ず大切なポイントを見落とします。
真剣に未来の事を考えていないので、必要なものが見えてこないのです。
心理学的には「スコトーマ」と呼ばれ、思考の盲点という意味です。
周りの人に助けてほしいと思ったりもします。口に出して言えませんが心では思います。
でもそんな行動では、周りからの協力もしてもらうことは出来ません。
なぜなら、相手との共通するイメージが出来ていないからです。
イメージは相手との臨場感を作り関係を強化します。この関係が弱いと成果まで誰も連れて行ってくれません。
すると、誰かに依存して、占いやカウンセラーに相談に行くかもしれません。
そんな時も良い情報をクレクレしているだけでは成立しませんし不幸になるだけです。
私のやっているコーチングでも同じです。クライアントさんはコーチに任せっきりでは理想の未来は実現しません。
与える人になる
先に与える人になりましょう。
自分から何か、情報でも物でもあげる時は、その理由を話したりします。それは、人にあげたくなるものは自分で価値が高いと思っていることがほとんどだからです。
相手に価値を与えることは自分の幸せに繋がります。
なぜなら、基本的に人は愛で生きているからです。
愛と書くと照れくさいですが、人を「助ける」のと同じことです。自分がある程度満たされていれば、余剰分を相手にあげるのです。
人は、生存して長く平穏に生き残るためのプログラムが脳にあります。
幸せとは、危険を避けて平穏に自分らしく生きていくための本能です。
幸せが本能なら、人と強力して助け合うことが本能なはずです。
しかし、多くの人はあまりに忙しく不平不満を言いながら会社員生活をしたり、子育てをしています。
すると、いざ本当にやりたいことが出てきた時、この助け合うことを忘れてしまっているのです。
30年前、まだ核家族化があまり進んでいなかった親の世代では、コミュニティーも小さかった所が多いです。
近所の人に夕ご飯の余り物のおすそ分けや、お中元など頻繁あったのを私もよく見ていました。
そういうものだし、
たとえば子供の誕生日にプレゼントをあげた時、本当に心から充実しているのはプレゼントをあげた本人ではないでしょうか?
些細なことでも人に何か幸せを与えることは、相手を自分のイメージの中に取り込むことになります。すると、相手からのフィードバックを受けやすかったり、すぐに何も関係が深まらなくても、いつか帰ってくるようになります。
なので、相手からクレクレせずに、自分から相手にとって価値のあるものを与えるようにしてみてくださいね。
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言葉もうまく使って幸せになる
相手に与えるものが何か分からないと思うかもしれません。
そういった場合は、言葉だけでも全然大丈夫です。
- いつもと違う表情があるかな
- 何か困っていることはないか聞いてみようかな
- 最近うれしかったことや発見したことなんだろう
それは本人が気づいていない些細な点かもしれません。
それに相手があなたを通して気づくだけでも価値があります。
気づくことで、間違いを直したり、改善出来てその人の生活が良くなったりするからです。
与えた分だけ、相手も自分も豊かになれます。
それはクレクレとは逆の行為です。
今を行き詰まっていたり、迷っている人は、まずは身近な人や周りにエネルギーを与えることをやってみてください。
小さなプラスの関わりが自分の可能性を広げるきっかけになるはずです。