今回は、完璧を目指さなくてもいい、というお話です。
子育てが楽しく進めるようになるには、完璧にしようと思わないことが大切です。完璧ではない状態で、どんどん手放していけばいいですね。
ダウン症の子のトイレトレーニングがなかなか進まないなと思っている方は、完璧を目指そうとしてしまうからです。完璧とは、
- トイレでうんちができる
- 便座からはみ出さずに用がたせる
- 一人で出来る
などと行った感じです。そもそもトイレトレーニングだけに限らず完璧な状態というのはないので、親はどうしてもいつもブレーキを踏みがちになります。ブレーキとは、「◯◯してはいけない」「◯◯は良くない」といった罪悪感です。
このブレーキを外すことで、もっと楽にトイレトレーニングが出来るようになりますよ。
完璧を目指すとうまくいかない
完璧を目指そうとすると、何をするにも動きが遅くなっていきます。トイレトレーニングでも、おまるを買ってとか、お腹をゆるくする薬を買ってなど、準備することです。
それは、自分で欠点を見つけて、まだまだ足りない、と思っている間に時間がどんどん過ぎしまいます。
トイレトレーニングでも、ブログをみたけどじゃ実際にどうやったらいいかわからないとか、自信がないと思っている人がとても多いです。
すると、完璧なやり方を知って、対応できるようになってからと考えてしまいます。
しかし、トイレがスムーズな子は、そんなに難しいことをしていません。実際に私の次男はダウン症ですが、ほとんどトレーニングの準備せずに子供が好きな場所で好きなだけうんちをさせていました。
なので、あなたの健常者の子育てで考えそうなことをやめて、ブレーキを外して、完璧じゃなくても進んでいいというふうに考えることが必要です。
- 今の状態でトイレトレーニングを始めていい
- 子供の一番落ち着けるところでいい
こんなふうに自分自身に許可を出して、ブレーキを外すことです。ダウン症の子育では、最初は誰でも初心者です。もちろん私も¥うまくいかないこともたくさんありました。
しかし完璧じゃなくてもやり続けたから今があります。
今トイレがうまくいっている人も、たくさん失敗したり、どん底を経験している人もいます。トレーニングが進まない人は、こうした失敗することや、拙いことを許可できないので、完璧になるまで動き出せません。。
ブレーキを外すだけで子育てが進むようになる
完璧を目指すことを止めると、子育ては案外進むようになります。というのも、完璧じゃないといけないブレーキを踏まなくなるからです。
このブレーキは子育てだけでなく、仕事でも同じことです。失敗を恐れたり、その場にふさわしくないとか考えることをやめて、目的があればどこで何をしてもいいと思うことです。ブレーキを踏んでいたら3年ぐらいかかっていることも、明日からできるようになります。
トイレトレーニングが進まないのは、本当は難しいからではなくて、ブレーキを踏んでるからということがとても多いです。なので、実はブレーキを外すだけで進む事が多いのです。
なかなかうまくいかない人は、ブレーキを外さないで、別のことに目を逸してしまいます。目を逸して、手段を探すことに時間を使ってしまうわけです。
この違いはとても大きいので、何年もトレーニングといっている方もいるのです。手段ではなく、許せる範囲を広げて受け入れることです。ダウン症の子がトイレトレーニングが上手にできないのは理由があります。その気持を受け止めてあげましょう。
親が、完璧を目指すというブレーキは、多くの人が踏みやすいブレーキです。
このような子育てのマインド面はスキルと違って少しわかりにくいですが、わかるようになると、自分でブレーキを外せるようになっていきます。するとトレーニングをしていてもストレスがなくなってきます。子供がどうすれば気持ちいいのかな?嬉しいのかな?楽しいのかな?ということを優先的に考えれるようになるからです。
なので少し抽象度を上げて、完璧でなくてもいいマインドを身に付けることに焦点を合わせてみてくださいね。