ダウン症の子がいるとなんだか自分の人生を束縛されているような気になりませんか?
本当はもっと色々なことが出来たのではないかと、ふいに思ってしまうのです。しかし、そういった思いはただの幻想です。なぜなら、人は良い方向にはいくらでも考えることができるからです。
ダウン症の子に束縛されても自由
もっと子育てから自由になりたい、と思ったことはありませんか?いったんすべて止めて、南の島でのんびり遊んで暮らしたいなどなど、、一切束縛なく、自分の思い通りに生きれたらと思う人も多いかもしれませんね。
でも、実は生きている限り、束縛を自らの意志で選ぶことこそ自由なのです。
今回は本当に自由に生きるための、束縛を選ぶ方法についてお話ししますね。
その方法は、コーチングでもっとも重要な「ゴール設定」なのです。
束縛がない、はあり得ない?
生きている限り、束縛がない状態はありえません。束縛とは、「従うべきルール」のことです。束縛がない、というのは育児から解放されるとか、地域や行政からなど、誰からも指図を受けないという、「全てからの解放される」という意味です。
束縛から解放されるというのは大事な考え方ですが、突き詰めると「死」にいたることになります。なぜなら、私たちが生きている物理世界そのものが束縛であるからです。
たとえば、一瞬で男が女になることはできないし、東京から北海道に一瞬で行くこともできません。いくら育児から解放されようと、私たちは物理法則から解放されることはできません。
つまり、生きていること自体が束縛なのです。そして生きている限り束縛はあります。もし完全に物理法則からも逃れたいなら死ぬしかない、、、
「そんな考え意味がない、、、」
そう思うかもしれないですが、突き詰めて考えると否定できないと思います。
ではもう少し身近な例でお話してみましょう。
たとえばダウン症の家族が子育てから解放されたとします。でも親は完全に束縛がない状態にいるわけではありません。子供が自立して家をでていったとしても、離れて暮らすという束縛を選んだに過ぎません。
離れて暮らすなら、「一人暮らし」というルールがあります。いずれにせよ何かから解放されたと思っても、別の束縛を選んでいることになります。
そして突き詰めて考えれば「生きること」自体も束縛であり、束縛が嫌なら生きる必要はないということなんです。こう言うと理解できないという方もいるかもしれません・・・
正しい束縛を選ぶ方法
じゃあ生きている以上不自由なのか?というとそうではありません。本当の自由は、束縛を自ら選ぶことだからです。
たとえば、緊縛のように、体を縄でぐるぐる拘束されて、その上吊るされてしまっても、それが自らの意志で選んだことなら自由です。そして、生きている限り束縛があるのですから、自由に生きるためには常に自分の意志で束縛を選ぶことが必要です。
逆にもし自分の意志ではなく、やりたくないことを嫌々やっているとしたらそれは自由とは言えません。親も子共との生活が、不自由感で一杯になるでしょう。
常に自由に生きるゴール設定
常に自分の意志で束縛を選ぶ、と言われると、なんだかとんでもなく難しいことのように思うかもしれませんね。
でも、そんなに複雑なことではありません。ただゴール設定をするだけで、自由に生きることが出来ます。なぜなら、ゴール設定は「自らの意志で束縛を選ぶこと」だから。
ゴール設定が束縛と関係あるの?と思いましたか。
たとえば、ダウン症の子育ての苦労をなくすというゴールを作ったとしたら、育児苦をなくすために必要なことだけをするようになっていきます。苦労を促進してしまうようなことはゴールと反するのできなくなっていくでしょう。
そして、上手にゴール設定ができるほど、無意識レベルで行動が自分で選んだゴールに必要なものになっていくので、どんどん自由になっていきます。
全てが自分の意志で選んだことになれば、それは完全に自由ということになります。もう、ダウン症の子育てで束縛されているなど考えもしなくなっていきます。
あなたが、もし本当に自由になりたいならゴール設定をしてみましょう。それが、束縛を選ぶ自由を常に実現するための唯一の方法です!