コーチング ダウン症の子育て

アンガーマネージメントはダウン症児の親にとって無駄

 

今回は、アンガーマネージメントはダウン症の子を持つ親にとって無駄というお話をします。

障害がある子の子育ては意思疎通が上手く行かず、その言動に親がイライラして怒ってしまうこともあります。

ダウン症の子であれば、気分を切り替えるのが苦手です。また、自閉症関連であれば、反抗したりすることもあるでしょう。そのような時に感情が高ぶってイライラを抑えきれません。

この原因は、親が子供に依存しているからです。

「いやそこまで執着していないけど」

と思うかもしれませんが、依存とは本人が子供に依存したい、したくないとは無関係です。

なのでこの事を知って、嫌な感情から離れて行ってください。

アンガーマネージメントで対処療法的にするものではないのですね。

そうすれば、やりたいことに集中できたり、穏やかな生活を手に入れることができます。

 

怒りの感情は依存が原因

怒りが出るのは子供に依存しているからです。もし相手に興味すらなければ、何の感情も感じません。

そして、ポイントは「依存は本人の希望ではない」ということです。子供へ依存するという状態は、親本人がそれを望んでいるかは別として、「求めずにはいられない」という状態のことです。

また、「求めずにいられない」モノや人のターゲットは、「仮のモノや人」です。

どういうことかと言うと、例えばお酒をやめられないがいます。その人は、根本的にはお酒を求めているわけではなくてお酒を飲んだ状態を求めています。気分がいい、気持ちが楽になる、疲れが取れるなどそういった状態になりたいのですね。

お酒でなくて、依存のターゲットが人を求めている場合も、安心感や孤独の回避などをしたいから依存するのです。

なので、本質的にはそのモノや人自体を求めてはいません。

依存というのは、埋め合わせであったり、表現の手段であったり、どうにもならない苦しみから一時的に避難するものです。家族にダウン症の子がいるという苦しみから開放されたいために、極度に依存している人もいます。

その目的は健常者に近づけたいという切なる願いからです。もちろん他の目的の方もいると思います。ですが、障害があることを受け入れることが大切です。

そのために、子供に障害があってもいいと、自分を許すことです。

 

子供に離脱して自分を大切にする

子供に同化していると気づけば、少しづつ分離が出来ます。

親が自分自身を許すということは、自分を認めるということです。これでいいんだと自分を認められず不安が次々と出てくるとしたら、自信がないからです。

コーチングでは、セルフエスティームと高めることをします。意味は、「自尊心」とか「自尊的な感情」と言います。

自尊心というと、心理学では一般的には、独りよがり、自惚れや傲慢とも思われがちです。 しかし全く逆の意味で、自分自身を大切に思う感情を意味します。

自己肯定感と言っても良いです。

この自分を大切に思う気持ちは、こうあっていいんだ、障害がある子を受けいれてもいいんだ、大丈夫なんだという自信を作り出します。

自分を褒めることでダウン症の子育てに自信をつけることが大切です。ダウン症の子に自信があれば、依存することなく自然と子供と距離がとれます。すると、穏やかな時間を手に入れる事ができるのです。

そして、自分のやりたいことを考えてみましょう。こんな理想の家族があって、どこに住んでいて、どうなっていればいいのか?などいつも思いを巡らせておくのがいいです。

ダウン症の子と同化する必要はありません。豊かな時間は子供の言動が問題なのではなく、自分が作り出している問題だと気づいて、考え方を変えていくことが大切なのです。

 

怒りを鎮めるテクニックに依存しない

もし、自分の本質を変えないで、怒りを抑えるテクニックばかりに執着したらどうなるでしょうか?最近では本などでアンガーマネージメント系が沢山出ています。

もうお分かりかもしれませんが、「怒りを抑えるテクニック」に依存することになります。依存の先には、心を鎮めたいとか反応しないなどの目的があります。

これはテクニックを使って、ただ気持ちを埋め合わせしているだけなので、根本的に解決していません。

本当は、怒りの感情など捨て去って、出ないようになればいいですよね。そのために思考を変えてほしいのです。しかしテクニックで何とかしのぐということは、怒りが死ぬまで出てくることが前提です。

そんなのは辛いですよね。

なので、テクニックではなくあなたの心の本質的な部分を変えて、そういったテクニックを使わないでも大丈夫な自分になることで、新しい人生の目標を見つけることが出来ますよ!

 

まとめ

今回は、アンガーマネージメントはダウン症の子を持つ親にとって無駄というお話でした。

怒りとは依存しているから湧いてくる感情です。もし相手に興味がなければ、怒ることはありません。なぜイライラするのかと言うとダウン症の子に依存しているからです。

依存とは、自分の意識とは関係なく求めずにいられないものなので、正しく意識しなければ抜け出す事ができません。

いつもイライラしている親は、このことに気づいていないので困っているのです。なので、まず自分自身を許すことです。そしてダウン症の子がいてもいいと思うことです。

自分に自信がつけば、自己肯定感があがります。そうするとこれまでと同じような子供の行動でも、受け流したり、全く別の対策アイデアが浮かぶかもしれません。

また、子供と自分を同化させずに正しく分離することが出来ます。すると自分の人生を好きなように歩けると感じることができます。アンガーマネージメントでテクニックを学んでも、根本的に解決しません。

なぜならまた何度でも怒りが湧き上がってくるからです。そうではなくて自分のマインドを変えて、自分の人生に目標をもって楽しめる人になってほしいのです。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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