子供の髪の毛ってどうしていますか?ダウン症の子は、けっこう気分次第なので、自宅で親が切っている場合が多いかもしれません。私の周りもそういった人が多いです。
ダウン症の子こそ理容室にいったほうがいいと感じていて、周りにもオススメしています。
もし、外に髪を切りに行くのが不安だったり、恥ずかしいとか葛藤があって、自宅のお風呂場の新聞紙のうえで、ササッと散髪しているのだとしたら、ぜひ一度、近くの理容室を探してください。
なぜそう言うかというと、子供の見た目を良くしたり、スッキリさせることで、あなたの生活の質が上がるからです。
それはあなたの幸福度を上げる方法の一つです。
今回は、ダウン症の子どもこそ理容室にいったほうがいい理由についてお話します。
本人にとって家族が増える
ダウン症の子にとって、理容室は、親との生活以外の場で知り合いが出来る場です。親や学校の先生以外で、顔なじみがいることは子供の人生にとって、また別の安心できる場所を作ることに繋がります。
私も、家の近くの理容室を利用します。そのお店は、なんと大正時代から創業していて、老舗な感じの理容室なのですが、
お店は、障害者の子も積極的にお客さんとして受けて入れていて、とくにアピールもしていません。そして、そのことで様々な苦労もあるそうですが、どうやらオーナーはそういう店があってもいいといった感じです。理容室って結構昔ながらのおじさんが切っていて、とっつきにくに人もいるかもしれませんね。
とくに女性だと入りづらいかもしれませんが、大丈夫です。
私自身も、髪を切ってもらいながら色々な話をするのですが、とくにダウン症の子の話で盛り上がります。
最近、20歳台後半のダウン症の男の子が彼女が出来た話や、施設での様子や近況などの話をしたり、
ダウン症の子のパターンについて聞いたりします。彼らは、髪を切る間もニコニコして、じっとしていることが多いそうです。それは全年齢変わらないことと。要は理容師さんにとって扱いやすいジャンルなのだそうです。
もう一つの特徴は、ハサミに手を出さないことだそうです。
発達障害や、自閉症のお子さんは、ハサミに手が出るそうで、理容室のオーナーは、一瞬の気も抜けず、また、子供の手が出る感覚が雰囲気で分かるそうで、サッ避けることが出来るそうです。
自閉症がある子は、自分のテリトリーに入って来る人やものを警戒する子も多いそうなので、そういった行動が強くでるのですね。
もちろん発達障害や、自閉症のお子さんがみんなそういうわけでは無いと思いますが、その傾向が強いということです。
そう考えると、ダウン症の子は理容室の人にとっても扱いやすい存在だし、子供からしても家族のようなパートナーになりえるのですね。
迷惑をかけると思っている
子供を連れて行きたくないのは、お店に迷惑がかかると思っている人もいます。
たとえば、子供が大きな声を出したり、ウロウロしたら周りのお客さんの邪魔になると思っていたり、時間どおりに行けなかったりしてお店にも悪いと思ってしまいます。
でも、理容室に切りに行かない理由は、自分がその場に行くのが嫌だと思っているからです。
別に子供が周りの人に迷惑をかけるとか、全然関係がないことです。
子供の上手くコントロール出来ない自分が嫌なのですね。
このように、行かないことを選択している時点で、理由があります。
つまり、自分が周りから非難されないように、守っているということです。
自分の思い通りに、たとえば、理容室を貸し切りにしたり、オーナーに自由勝手に注文出来るわけではないでしょう。
そして、人に迷惑かけたら悪いと思うと、人から離れたほうが安全だと思うでしょう。
しかし、それは本当に安全でしょうか?
みんながあなたを邪魔者扱いするはずは無いし、喜んで受け入れてくれる理容室もたくさんあります。あなたが知らないだけです。また、自分で子供の髪を切ればいいと思っていても、あなたはプロの理容師さんによりも技術はないですよね。
逆に、安全だと思っていることが、何かトラブルがあれば困ることもあります。プロに任せておけばその心配はありません。
また、外に出て散髪屋に連れていく時に、家を出る前に不安になったり、感情が高ぶったりするかもしれません。
それはあなたの思考が、良くないことが起きる可能性があると信じているからです。
でも、迷惑はかからない。子供にとって大切なことだ、楽しいことだと気づけば、あなたにとっても嬉しい外出の一つに変えることができます。
子供を思い通りにしたい
自分が出来ることは自分でしたいですよね。また、誰しもが子供は自分の思い通りに行動してほしいものです。
「あの子は本当、言うことを聞かない!」いう言葉をよく耳にしますが、まさに思い通りにならないから怒っているのですね。
なので、髪を切るのも自分が出来るのならば、思い通りにサッと切って、終わりにさせたいと思っています。
しかし、子供の行動を制限させることにも繋がります。
たとえば、大きくなると施設に入る人も沢山います。そういった施設では誰かに切ってもらうことになるそうです。だいたい、そういった入所施設は、まず若い見習いの理容師や美容師が担当するのが習わしだそうです。
将来そういった時に、子供がうまく対応出来るように慣れておいたり、
大人になれば、子供の頃よりもさらに風貌も目立ったりもするので、本人にとってもキチンと切って上げたほうが嬉しいと感じるようです。
子供を思い通りにして、精神的に安定したいと思う気持ちもあるかもしれません。
しかし、少し先の未来も一緒に考えてみると、少し理容室に行ってみても良いかなと感じられるかもしれませんね。
理容室にいって生活の質を上げる
ここまでお話したように、子供にとって理容室は、家族みたいな繋がりになることも出来るし、将来、誰か他の人に髪を切ってもらうことの、事前の訓練のようなものです。
このような経験は、子供の人生にとって良いことばかりだし、
それ以上に、あなたにとっても良いことが起きます。
それは、あなたの思考もきれいに整理されるということです。
よく、部屋が片付いていないとか、整理が苦手という人、ものが捨てられないという人がいますよね。
なぜなら、その人の思考が整理されていないからです。そして、人の思考が整理されていないのは、やりたいことや人生の優先順位が決まっていないから、
何があなたにとって価値があるのか分からずに順不同にしているので、部屋が散らかってしまいます。
逆に、人生が豊かに進んでいる人は、必要なものを最優先で見えるように、場所を決めておいたり、その時に不必要なものは捨ててしまいます。
子供の髪とは関係ないと思われるかもしれませんが、
子供の髪を自分で切るのは、優先順位が高いようで、実は低く考えています。
プロにお願いすれば、色々なメリットがあるのに、必要性を感じておらず、それを避けていいます。それほどお金のデメリットもありません。
家族の理想は、星の数ほどの考え方がありますが、
ダウン症の親は、目の前を事をこなしていくだけでも大変な場合が多いし、楽観的にぼーっと未来を見ることくらいしか出来ない時もあります。
なので、理容室を利用して、親と子一緒に未来のことを想像してみてくださいね。