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子供から見たら癇癪を起こしているのは自分

自閉症や発達障害、ダウン症などの子をもつ親御さんは、

子供の癇癪や大声を聞くと怒りが抑えられすに、思わず大きな声で叱ってしまうことありませんか?

実は、これは子供から見たら、あなたが癇癪を起こしているように見えます。

自分は、正しいことをして、子供を躾けているつもりでも

子供から見たら大声で癇癪を起こされて怖い、嫌だ、辛いと思います。

 

子供と大人の区別がつかない

子供が大声で泣いてわめい時、自分も感情的になっていませんか?

普段「私は泣かないし、わめかない」のが当たり前だから

誰でも、泣いて大きな声を出してはいけない、と思っています。

子供は、自分で判断するだけの経験がないので、不安だと感情的になるのはしょうがないですよね。それは大人であれば分かっているはずです。

しかし、本当に不思議なもので、

自分が感情的になると、目の前の子が、子供なのか、大人なのか区別が出来なくなります。

そして、大きな声を出したり、泣いたりすることは悪いこと、恥ずかしいことだと思っているので、やめさせようとするのです。

悪いことだから、自分の思い通りになるように、感情むき出しで子供にやめさせようとします。

 

癇癪を止める方法が間違っている

子供の癇癪をやめさせようと、親がいくら頑張っても、その方法が間違っていると、子供は泣き止まないし、癇癪も止まりません。

また、あなたが、相手が子供だと正しく認識しても、子供を、子供のように扱えないくらい罪悪感が強いと上手くいきません。

この場合、罪悪感とは、「人前で大声をだしてはいけない」とか「泣いてはいけない」など、人に迷惑をかけてしまうと思い込んでいるものです。

つまり、自分なりの上手く生きるルールが罪悪感です。

しかし、この罪悪感を持ったままで、子育てをすると一気に罪悪感が発火します。

なので、子供の癇癪や叫び声にすぐに反応してしまう人は、あなたのルールを変えないといけません。

 

罪悪感をニュートラルにして子供を受け入れる

罪悪感は、自分の過去が作り出してきたものです。

過去はみんな同じではないので、罪悪感も微妙に違います。

つまり自分と他人のルールは違うものだと認識してください。

たとえば、誰を好きになって、どんな癖があって、それを許せないとか、価値観があります。みんな似ているようで全然ちがうのです。

会社に行くと、大きなトラブルに繋がることは、ほとんど人間関係です。スケジュールが上手くいかない、相手に言ったことが伝わらない、納期が間に合わないなど、

結局は、人間関係があり、みんな考えていることや、ルールが少しづつ違うから難しいのですね。

それに気づいている人は、相手に合わせたり、自分を上手に変化させることで、ストレスを最小限に押さえて仕事をこなしています。

子供も一緒で、自分のルールである罪悪感に気づいて、変えていかなければ、いつがたっても、すぐに子供の癇癪に敏感に反応します。

ではどうするかというと、自分のルールを弱めたり、ニュートラルにします。

たとえば、人前で大声を出すのが悪い、恥ずかしいと思っている人は、裏を返せば大声を出すことが凄く好きだったのです。

昔は、活発な子で声も大きくて、言いたいことを言って楽しかったかもしれません。でも、親だったり、周りのクラスメートや、第三者から、抑制されてきたのです。

自分はそうしたいのに、それを強制的に止められて、静かに話したり、大声をだすことは悪いと教えられて、それを守ってきたのですね。

それがあなたのルールとなり、約束ごととなって無意識に存在しています。

それを破ることは悪いことだと信じていますが、そのルールを少し緩めてください。

大きな声を出していい、言いたいことを言ったほうがスッキリするし、相手に正しく伝わるよ。と良い面も見つけて、緩めてあげるのです。

その時、自分を責めずに褒めてあげましょう。

罪悪感は、あなたの過去で、周りから強制されたり、危険を感じて作り出した虚像です。

それは、逆にあなたを守ってくれたものでもあります。大声を出さないことが、失敗を防いだり、恥ずかしい思いをしなくて、人生の役にたったこともあるでしょう。

罪悪感は光と影の関係なので、

消すとかではなく、「少しだけ大きな声でも大丈夫、、」と自分の気持ちを緩めてあげて、ニュートラルな状態を目指してくださいね。

 

自分の罪悪感に気づいて変化させる

子どもの癇癪や鳴き声を聞くと、イライラするのは、

子供を子供と思えないくらい、あなたの罪悪感が強くということです。

自分は泣かないから

子供も泣いてはいけないと思う

そして、悪いことだから、相手を思い通りに泣かさないようにしたいのです。

しかし、その方法が間違っていたら、子供の癇癪もとまりません。

子供からみたら、親が癇癪を起こしているように見えるのです。

なので、過去の自分が作ったルールである「罪悪感」を弱めましょう。

罪悪感は、自分がやりたかったことや、好きだっとことを、抑制されてきた歴史があります。

同じ状況でも、癇癪やなき声がぜんぜん気にならない人もいます。そういう人は、それが悪いとか迷惑をかけるとか思っていないし、泣いてる理由があって、その理由は何なのかに目を向けます。

そして、そうなってもいいと、過去に教わっているからです。

ルールにがんじがらめになって生きていくのと、気にせずにストレスが少ない人生は、どちらが良いですか?

もちろん、必要のない、負担ばかりのルールは無いほうが良いですよね。

なので、癇癪したり、泣いてもいいと思うことです。

どちらでも良くて、子供が選べばいい、と思えるほどニュートラルに出来れば、もっと行きやすくなります。

そして、子供と一緒に新しい人生の楽しみを発見できるのですね!

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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