ダウン症の子育て

プライミングを利用してダウン症子育てを楽しくする

 

無意識をうまくコントロールできたら、子育ても楽しくなります。

無意識は、あなたの常識や倫理的に反することがあると極度に反応し、不快感をもたらします。しかし、この不快感をうまくコントロールできれば気にならなかったり、無視できます。

脳内には、ドーパミンという快楽物質があります。

ドーパミンは人のモチベーションに深く関わっている物質です。たとえば、食事を食べたり、運動をするなどで脳内でドーパミンが出ます。

ドーパミンが出ると、人は快楽を感じます。不快感よりも快楽を脳に感じさせたほうが多くの場合上手くいきます。また実際に起きていないことでも、それをイメージしただけで快楽を感じられるようになっています。

この、さきにドーパミンが出る脳の仕組みを、「プライミング」と呼びます。

プライミングが働くのは、たとえば、恋人のことを考えると会いたくなっていても立ってもいられなくなる、というのもプライミングの働きです。

 

プライミングをどばどば出す方法

プライミングを利用して、ゴールに対して強いモチベーションを生み出すことも可能です。

無意識に対して、「理想の未来を達成すると快楽が得られますよ」ということを覚えさせます。

そうすると、無意識がゴールを達成したくなって、努力しなくても自然とゴール達成へのエネルギーを生み出してくれるのです。

それでは実際にプライミングを出す方法についてお伝えしますね。

 

  1. あなたのゴールを紙に書いてください
  2. ゴール達成のメリットを5つ書いてください

 

子供とゴールを達成したときのメリットを、書き出してみましょう。

ゴールを達成したらどんないいことがあるのか、自由に想像してみてください。この方法を使ってゴールと快楽を結びつけられればプライミングは成功!

 

注意点

まずメリットは、自分が「いいな~」と快楽を感じるものにしてくださいね。

たとえば、「お金持ちになる」というゴールに対して、「株をたくさん買える」というメリットを書いたとしても、じゃあ本当に株をたくさん買って「いいな~」と思うのか?と考える必要があります。

確かに株を買えるのはメリットかもしれませんが、それに対してドーパミンが出てプライミングが働かなければなんの意味もありません。

もう一つは、「ゴールを達成したら、自分へのご褒美をあげる」というメリットにしないようにすることです。

もちろん、それでもある程度効果はあると思いますが、ゴールを達成しなくても自分にご褒美をあげることはできますよね。

それは自分でもわかっているわけで、わざわざゴールを目指す強い動機づけにはなりません。

たとえば、「ゴールを達成したら、ハーゲンダッツを食べられる」という「アメ」を用意したところで、ふらっとコンビニで買えてしまいますからね笑。

つまりメリットはあくまでも、「ダウン症の子とゴールを達成したらどうなるか?」である必要があるんです。

ダウン症の子とゴールを達成したらどんな素晴らしい世界が待っているのか、存分に思い浮かべてみてください!

その快楽が強烈であればあるほど、子育てが最高に楽しいものになりますよ!

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

この記事を書いた人

初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

-ダウン症の子育て

© 2024 ダウン症の子をもつ親のためのニコニコ子育てコーチング Powered by AFFINGER5