目標設定

育児が辛いのは目標が小さいから

 

育児で毎日ヘトヘトになっている方も多いです。

そういった場合、人生の目標がなかったり、目標が長続きしなかったり、やる気が出ないときにそのような状態に陥りやすいです。

やる気、モチベーションがないと、目標やゴールを達成することができません。そんなとき、根性でやり続けるのも良いですが、その前にやる気やモチベーションが高まるようにしてみましょう。

これはダウン症の子の育児でとても大切なことだと思っています。

今目の前の問題にこだわるのではなく、視点を上げて客観的に見てみると解決していきます。

やる気やモチベーションが落ちたときには、一度立ち止まって、冷静に考えて見ることが有効です。今回はその具体的な考え方や、方法についてお伝えしますね。

モチベーションは上位目標から高めよう

目標へのやる気を高めるためには、より上位の目標から考えることが有効です。

例えば、よくある英語のTOEICの点数を上げる目標があったとき、その目標自体だけでなく「会社での評価を上げる」「給料をアップさせる」などの、「何のためにやるか」をはっきりさせます。

 

今の目標は何のために目指しているのか

上位目標を見つける最初の質問は、「何のためにやるのか」です。何か目指すものがあるとき、その達成方法だけ見ていると、やる気がなくなることがあります。単語を何個覚えないと、とか、問題集をやらないと、などと考えて「単語を覚えるは面倒だな」とおっくうになってやめてしまうのです。これは目標の下の具体的な方法に目がいっている状態です。

そうではなくて、上位の目標に着目しましょう。

「この単語を覚えることで、給料アップする」と考えられれば、モチベーションが高まります。

今やっていることは、何のためなのか、ということを掘り下げて考えてみましょう。

子育てでも、この子の未来の何のために教えているのか、明確にするといいです。私の場合は、子供が自立できる、好きなことをずっとやってできる環境をつくることをいつも意識しています。

 

目標を達成できたとしたら何をしたいのか

上位の目標を知るためには、目標達成したその先も考えてみましょう。

先程の例で、「TOEICが800点取れたら、海外とのビジネスに関われるかもしれない」という感じです。

先まで見据えることで、今やっていることの意義がわかり、辛いことであっても乗り越えることができます。

私も、英語の本を読めれば読書の世界が2倍に広がると意識したらワクワクして、気づいたら海外赴任していました。

目標を達成して、そこで終わり、と思っていると、モチベーションが下がる可能性があります。

もっと先へ進もうという気持ちがなくなってしまうからです。達成を目前にして、「もうだいたいできたし、いいかな」と、無意識で思ってしまします。

また、大学に合格することだけ考えている受験生が、合格した途端に勉強をやめてしまうように、目標が達成したらやる気がなくなってしまうこともあります。

そうならないように、先の目的まで考えておくのです。例えば、「受験に合格したら、大学でたくさん学ぼう」と考えていれば、今の勉強にももっとやる気が出てきます。このように、達成後に何をしたいのかを考えておきましょう。

ダウン症の子でも、上手くお話を伝えられるようになったら、それを活かせる仕事や趣味を見つけるとかでもいいですね。

 

この目標は誰のために役立つだろうか

人間は社会的な動物です。

そのため、他人の存在が重要になります。何かするときも、自分だけのためになると思うよりも、人に役立ったり貢献できたりすると思う方が、喜びも大きく、モチベーションも高くなるのです。

他人に役立つことが上位目標になれば、強いパワーを生み出すことができます。

例えば、「この資格を取ると、給料が上がる。そうすると、子供にいい教育を受けさせることができる」「後輩や同僚に勉強法を教えてあげられる」という感じで、他人のことを目標に入れます。

そうすることで、自分一人では諦めてしまうようなことでも、やり遂げることができるのです。

子供だけでなく、親自身の目線も大切ですね。

 

上位目標にとって、どんな意味があるのか

以上のように、上位の目標をはっきりさせていったら、そこから、今の目標や、やっていることが、上位の目標に対してどんな意味があるのか、を考えていきましょう。必要性を認識するのです。

例えば、「将来世界を相手に仕事をしたい、だから今英語の勉強をする」というふうに考えます。

このとき、自分が納得できることが大切です。

しっかりとした理由を考えてみましょう。自分が取り組むことが、上位の目標にとって意味のあることだ、と思えれば、モチベーションが高まります。反対に、無意味なことだと思ってしまうと、もうできなくなってしまうのです。

とにかく穴を3m掘ってください、と言われても、何の意味があるか分からなければ、やる気は出てきません。

しかしそれが、歴史に残るような立派な建築の基礎になる、とわかったら、気持ちが変わります。

「建物がグラグラしないように、しっかり良い穴を掘ろう」と、高いモチベーションで取り組むことができるでしょう。

このように、上位の目標と、下位の目標のつながりがはっきりすれば、迷うことなく取り組めるようになりますよ!

 

あなたの目標に意義を見出して、やる気を高めよう

やる気やモチベーションが落ちたとき、目の前のことだけではなく、視点を上げてみましょう。

何のためにこれをしているのか、その先に待っている未来、誰のためなのか、などを考えることで、より上位にある目的を見つけることができます。

そして、それに対して今自分が取り組んでいることが、どんな意味を持っているのかをはっきりとさせましょう。

人は、未来の希望や、自分自身よりも大きなものが認識できていると、そのためにパワーを発揮することができます。上

位の目標を意識することで、高いモチベーションを得て、やりたいことを実現していきましょう!

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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