
ダウン症の子供の症状はよくブログとかで書かれていて、詳しい人も多いと思います。でも、成人された人はどう変わっていくのでしょうか。どんな悩みがあるのか。
今回は、ダウン症の成人した人の症状後退やそれに効く薬について話していきます。
成人ダウン症の特徴や性格
子供の頃は、集団行動できなかったり、コミュニケーションが難しかったり、その子の状態によっても悩みは様々でした。
それが20歳を超えて、成人になった後ではどんな悩みがあるのでしょうか。
施設の人の話では、ダウン症成人の利用者さんは、子供の時の苦労と比べても、やはり扱いが難しいと感じているそうです。特に特徴としては、
- 行動停止が多く、座り込みがある
- 感情の変化が激しい
- 物に当たったり、他の人への攻撃
- 集団に入ることを嫌がる
でした。これは子供の頃をあまり変わっていませんね。
症状は子供の時のときより成長するけど、健常者と比べたらそこまではさすがに
成長しないといったところでしょうか。
それでも、1人で自立しているダウン症の人もいます。その違いを作るには、
子供を成長させる環境が重要です。例えば、
- 出来るだけ健常者からの接触を増やす
- 色んな事を教えて、気に入ったものは長く継続させてあげる
といった環境です。あなたの、子供の成人後の将来が心配で不安なら、こういった事から始めてみてください。
1人では難しかったり、何をすれば良いか分からない場合は、他の人から第三者から意見を聞いたり、引き出してもらったりする事も一つの手です。
退行についての対処法
次に、認知症と急激な退行について話していきます。
たしかに療育センター では、幼少期6歳くらいまでの支援は、向こうからはがきはくるし、電話はかかってくるしで非常に手厚いです。
幼少期の対応が将来を決めるからでしょうか?それなら学校で成績が悪い子や態度が悪い子をも対応してほしいものです。別で悩んでいるお母さんもたくさんいます。
ところが、なぜか高等部卒後から支援は非常に薄くなります。福祉就労した後は、医療機関と関係が切れてしまう事も多いそうです。
ダウン症の方の寿命は、60歳前後ですが、継続的な健康管理が必要で、1年に一度は一般の健診にいった方が良いと療育センターの方は言われていました。以下の頻度が良いそうです。
【1年に一度】
- 歯科
- 甲状腺検査
- 生活習慣病
【2年に一度】
- 眼科
- 耳鼻科
- 整形外科
ダウン症の成人は、認知症を伴う老化があり、認知症について一般の診断基準が当てはまらない事が多いので、いろいろな視点から身近な支援者や家族が気付いてあげる必要があります。
成人後、年齢を取るにしたがって、認知症はでてきます。ただもともと知的障害があるので、見分けが難しい場合があります。
そういう場合は以下の基準が見分けが付きやすいです。
- 慣れた場所で迷う
- 段取り良く作業ができなくなる
こういった行動が見られるようになった場合は、早めの受診や両親家族、日頃お世話になっている支援者の理解が大切で、日記などをつけて経過がわかるようにすると理解が得られやすいです。
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無理だと決めつけない
ダウン症の子供や成人を持つ両親は、これまでの子育ての経験から、薬を飲ます事に抵抗感や罪悪感があったりします。
また、採血や点滴は無理だと決めつけてしまっている事が多々あるので、お医者さんも治療を提案するのが難しい場合があります。
そういった例では、両親や周りからすべてを決めてしまっている事が原因です。
本人の意思表示が通らない事で、自己選択が出来きなくなり、自分で問題を乗り越えていけなくなります。
昔は出来ていたという話など、過去の事を振り帰りが多くなり、現状に目を向けることが出来なくなるとますます、お医者さんやサポートをしてくれる支援者と、課題を共有しにくくなります。
なので現状、難しいと感じる事でも無理だと決めつけない事が重要です。
例えば、カウンセリングなどでは、親子共に現状を改善して少しづつ変化を促していく方法があります。
しかしカウンセリングでは、上の例と同じように、現状の状態のなかで変化を起こそうとするので、
未来への大きな変化が起きません。
すると本人も現状や過去の常識の範囲で考えてしまい、ダウン症の子供にも良い影響を与える事が出来ないのです。
出来ないと思うから、現実が変わらなくなります。
でも「出来る」と決心すれば、今の現状を変える事ができます。
カウンセリングが現状を改善させるものなら、未来を変化させるものがコーチングになります。
セルフコーチングでは、なりたい自分を強く意識し、自分が持っているリソースを確認して、計画的に行動することで、現実やマインドを大きく変える事が出来ます。
もし1人で考えるのが難しいと思う場合は、友人などと一緒に考えて見るのもいいかもしれません。
私はコーチングを通して、ダウン症をお持ちのお母さんの力になりたいと考えていますし、まだ気づいていない可能性や本当にやりたいことを一緒に考えていきます。
理想の未来を強くイメージする事で、現状が変わるためには、まず無理だと決めつけない事から始めてくださいね。