コーチング

自己効力感がストレスレベルをメンテナンスする

 

子育てで大切なのは自己効力感だと思います。親が子供に対して、この子の人生は必ずうまくいくと確信できる、自信のようなものです。

自己効力感を高めることで、どんな良くない状況の時でも、必ず上手く行く道があると信じる力がつきます。子供もそのことを敏感に感じ取るので関係が上手くのですね。

特にダウン症の子供をお持ちを親は、障害者の育児について情報がなかったり、これまでネガティブな情報を自分の中に取り入れているので不安があると思います。

ダウン症の親は、健常者の親より幸福感が少ないとも言われています。

これは自己効力感が低いことが大きな原因です。

今回は、自己効力感がダウ症の親をメンテナンスする理由について話していきますね。

 

自己効力感とは何?

自己効力感とは、自分が目標を達成出来る力があることを確信している感覚のことです。

認知心理学者のアルバートバンデューラさんによって提唱され、人が行動を決める時にどんなことが原因で動き始めるのか調べたものです。

成功の結果ばかりに注目するのではなく、その目標を達成できるという自分の思いや自分への価値を感じることで行動が出来るということです。

ダウン症の育児でも、親は子供にこうなってほしいという未来があります。その未来の出来事に対して、それを叶えるだけの自信、つまり自己効力感がある!と思えることで次の行動につながっていきますよ。

もし自信がなければ、子供はそんな難しいこと出来るわけがないとか、意味がないと考えてしまい現状維持が繰り返されてしまうでしょう。

 

自己効力感が子育てストレスをメンテナンスする

早く歩いてほしい

走れるようになってほしい

トイレに一人でいったり

服を1人で着替えてほしい

意思疎通がしたいと思っています。

ダウン症の子育ての自己効力感が高いほど、子供の行動に対して肯定的になれます。さらに知的障害の子供を持つ親で、役割に満足している場合は、あまり満足していない親よりもストレスレベルが低いと言われています。

すると子供や家族の行動に寛大になれたり、いまは上手くいっていないけど少しづつ進んでいると思えてスムーズに育児ができる傾向があるのですね。

子育ての役割における自己効力感は、親が子供に生きていくのに必要な方法を教えるするスキルを持っているという両親の自信を反映します。

親の意識の高さは、子供のスキル習得の高さにも結びつく。

たとえば、目標達成などの方法でコーチングというものがあります。ゴールを設定して実現させるためにコーチとクライアントが一緒になって取り組んだりします。

コーチングの場合も自己効力感が大切で、ゴールに到達できるスキルを持っていたり持つことができると信じることが、目標達成にとって重要なのですね。

ダウン症の育児も同じ考えが当てはまると思います。トイレトレーニングや言葉の訓練のゴールを決めて、子供をゴールまで連れて行って上げることが出来る。自分にはその能力があると強く何度も信じることです。

こういった考えは、自分の無意識に出てくる思考をメンテナンスしてることになります。

定期的にメンテナンスすれば、聞き慣れた方法だけではなく、自分で人脈を気づいたり、新しい方法を思いついたりしてどんどんクリエイティブになっていくでしょう。

 

ダウン症を育てるスキルがなくても自信があればいい

 

でも、そんなダウン症の育児経験はないし、とくにパパの場合は、どうしていいのは分からずとてもそんなスキルは持っていないと思うかもしれませんね。

多くの人は初めから沢山の知識が有るわけではありません。言語聴覚士の視覚を持っていたり、支援センターで働いた経験もありません。

でも、スキルはなくて良いのです。

スキルではなくてその未来に到達出来るという自信を持てばよいということです。

あなたの周りや会社に自信だけは溢れているという人がいませんか?そういう人は、あれはムリだろうとか言わず、まずやってみて上手くいかないところを改善しているのを知っていますか?

そうすれば、それなりの結果がついてくるパターンが多いのが現実です。

上手く行く人のパターンは、やってみる時に人任せにせず自分で考えます。そして良くない点を修正しています。つまり、理想の未来を絶対にそうさせる自信をポジティブに持つことで、新しい発想が出てくるチャンスが大幅に増えます。

よく言われるIQテストや学歴は成功と比例していません。中卒のひとでも社長の人はたくさんいる。それは世の中に良いものを届けることが出来るという自己効力感が高いために実現される。

そこには、現在の能力はあまり関係がありません。

必要であれば能力がついてくるからなのですね。

 

今回は、自己効力感がダウン症の親をメンテナンスする理由について話してきました。

自己効力感を高めることで、子供と家族の小さな目標から理想の未来まで、それを実現するためにどうすればよいのかが分かるようになります。すると今まで行動出来なかった自分を変えることが出来ます。

そのために紹介したコーチングの概念も取り入れて、未来の自分を想像してみましょう!こういったメンテナンスを続けることでネガティブな思考はなくなります。

心が平穏を通り越して、子供と楽しめる生活が待っていますよ。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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